教授
工学研究科
建築学専攻
研究分野: 都市計画・地域防災
浅野研究室は、都市計画分野を専門としており、主な研究テーマとしては、縮減社会時代の都市計画マスタープラン、地方都市再生のための歴史まちづくり、景観計画、文化的景観保存計画、南海トラフ巨大地震に備える応急仮設住宅計画、事前復興都市計画、等があげられます。これらの研究に取り組む背景や動機づけとしては、人口減少や過疎化、地場産業衰退等に伴い地方都市再生が全国的な課題になっており、解決が求められていることがあげられます。
研究を通じた社会貢献としては、地方公共団体や建設コンサルタント等との多数の共同研究の実績があり、地方公共団体の都市計画や防災に関わる都市計画マスタープラン、景観計画、立地適正化計画などの諸計画や公共事業の計画・設計に反映され、日本建築学会賞、国土交通大臣表彰をはじめとする数多くの受賞があります。
今後は、人口減少化の縮減社会において持続性を有している都市像として、「コンパクト・プラス・ネットワーク型都市」の計画について、風土条件や災害条件を考慮して、立地適正化計画、都市計画マスタープラン、景観計画、事前復興計画などについて研究し、地方公共団体の各種計画に反映できるように社会貢献できればと考えています。
東京都生まれ。早稲田大学助手、三重大学講師、助教授、准教授を経て現職。2022年度より國學院大学観光まちづくり学部教授を兼務。在外研究員として1997年にバーミンガム大学(英国)の客員研究員。
国土交通省今後の景観まちづくりのあり方検討ワーキング委員長、国土交通省中部地方整備局地震・津波災害に強いまちづくり検討委員会委員、都市再生機構URまちづくり支援専門家、三重県国土利用計画審議会会長、三重県景観審議会会長、三重県新地震対策行動計画WGアドバイザー、三重県・桑名市・津市・松阪市・伊勢市・鳥羽市・志摩市・亀山市・伊賀市・名古屋市などの都市計画審議会・景観審議会等の会長等を歴任。日本建築学会奨励賞、日本建築学会賞、ジャパン・レジリエンス・アワード(強靱化大賞)2015 金賞(教育機関部門)等を受賞