近年,地球温暖化が問題となっていますが,地質時代には温暖化や寒冷化が何度も起きています.地層やその中に含まれる化石を調べると,このような環境変動に対して生物がどのように対応したのかがわかります.日本列島および東南アジア(フィリピン・インドネシア)の新生代貝類化石を対象に分類・絶滅・進化のプロセスを研究しています.
近隣の小中学校などで地層や化石の授業を行い,地学の面白さや化石を科学的に観察する方法などを伝える活動をしています.
三重県内には多くの地質学的名所(ジオサイト)があります.こうしたジオサイトの魅力を多くの人に知ってもらうような活動を進めたいと考えています.
埼玉県出身.国立科学博物館支援研究員や埼玉県立自然史博物館学芸員を経て,2009年三重大学教育学部准教授,2019年より現職.
フィリピン国立博物館リサーチアソシエイト(2020〜).
学芸員資格.