社会のマイノリティ集団のひとつに先住民と呼ばれる人びとがいます。彼らが現在抱えている問題や、困難な世の中で生き抜くための知恵を知ることは、多文化共生や社会福祉において不可欠です。
カナダ西海岸にクワクワカワクゥと呼ばれる先住民集団がいます。彼らは他の先住民集団と同じく社会の周縁に追いやられていますが、他方で長らく経済的に成功した人びととも評されてきました。このクワクワカワクゥの生き方や考え方を学ぶことで、先住民が抱える問題や生き抜く知恵を理解しようとしてきました。とくに、この人びとがサケ漁師だったことから、カナダの漁業に関する研究もおこなってきました。
気候変動が進むなかで、地域資源(とくに水産資源)に依存してきたカナダ先住民の生活がどう影響を受けるのか、彼らに何ができるのか(できないのか)をみていきたいと思います。
カナダ西海岸(バンクーバー、キャンベル・リバーなど)の滞在経験通算30カ月以上
国立民族学博物館特別展実行委員(2022年)、カナダ出版賞受賞(2009年)、国際北極科学委員会(IASC)社会人間作業部会(SHWG)日本代表委員、日本学術会議小委員会委員、アークス3先住民課題P.I.