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病気と向き合う子どもたちへの教育的支援

郷右近 歩

教授

教育学部

特別支援教育

 

研究分野: 特別支援(心理)

goukon(AT)edu.mie-u.ac.jp
(AT)は@に読み替えてください。

キーワード

  • 特別支援教育
  • 病弱教育
  • 神経心理学
  • 18トリソミー
  • 発声障害(職業性ジストニア)

関連するSDGs

  • 背景、動機付け

    三重県の教育のさらなる充実を特別支援教育の観点から目指しています。病気と向き合う子どもたちを支援する教育(病弱教育)の日本国内におけるルーツは文部省(現文部科学省)の資料(病弱教育の手引き)によると、三重県における取り組みが「我が国における最初の病弱教育の記録であり、我が国は世界でも早くから病弱教育を開始した国の一つである」と紹介されています。病弱教育の新たな可能性を三重から発信していきたいと考えています。

  • 成果、活用例

    研究成果を分かりやすく発信するために画像データの「写真」としての側面や、教育学部の特性(註:学術論文以外も業績となる)を活かした[個展]という形での公開を試みてきました。東京や京都のギャラリーでの公開を通して、学会の場や専門家とは異なる、一般の方々の興味関心にも届く発表のあり方を模索して参りました。特別支援教育という分野の魅力を幅広く届けるためにはどのような方法が望ましいのか、更なる展開を追求していきたいと思います。

  • 今後の展望展開

    本質的な課題に時間をかけて取り組みたいと考えています。結果が想定しやすく失敗の可能性が低い課題について短期的な成果を小刻みに上げ続けることが称揚される世情が続き。大学が果たすべき社会的役割や責任が随分と棄損され続けたように感じています。なぜ「特別支援教育」に取り組まなければならないのか、なぜ「病気と向き合う子どもたちへの教育的支援」が大切なのか、その本質的意義を地域(三重)の皆様と時間をかけて考え続けます。

  • 主な研究業績・作品等

    • a boy with trisomy 18[新潮社]
    • めずらしいひと[ナカニシヤ出版]
    • 在庫僅少の場合、著者分としての取置が若干ございます。

    グレインサックのコート(2020)

    著書のカバー画像(2023)

  • 略歴

    2007年より、三重大学教育学部講師。三重大学教育学部准教授を経て、2022年より三重大学教育学部教授。

  • 社会とのつながり

    三重県言語・聴覚・発達障がい研究会 会長

  • 資格

  • 高大連携における探究活動の支援分野

    • 教育の課題