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医療的ケアのある子どもたちへの教育支援

菊池 紀彦

教授

教育学部

特別支援教育

 

研究分野:  

kic(AT)edu.mie-u.ac.jp
(AT)は@に読み替えてください。

キーワード

  • 特別支援教育
  • 肢体不自由
  • 重度・重複障害
  • 重症心身障害
  • 医療的ケア

関連するSDGs

  • 背景、動機付け

    日常生活において、人工呼吸器や気管切開、経鼻胃管栄養などを必要とする医療的ケア児が増加しています。2021年に医療的ケア児支援法が成立・施行され、さまざまな支援が行われるようになりました。医療的ケア児のエビデンスに基づいた教育支援や、学校教育修了後の支援のあり方について研究を行っています。

  • 成果、活用例

    特別支援学校で訪問教育を受けている児童生徒の教育のあり方について、実際に児童生徒の自宅を訪問し支援を行うとともに、通学する児童生徒との学びあい・育ち合いについての研究を行っています。厚生労働省の専門委員や、地方自治体や教育委員会の専門委員、学校教育現場等おける授業コンサルテーションを行っています。

  • 今後の展望展開

    インクルーシブな教育や社会を推進していくには、特別支援学校と地域の小中学校等の一層の連携が求められています。自身の研究に丁寧に取り組むとともに、行政機関や学校教育機関への発信、医療・福祉機関等との連携を通して、医療的ケア児の教育保障に取り組んで参ります。

  • 主な研究業績・作品等

    • 医療的ケア児と家族における在宅生活を継続するための支援の動向と課題. 育療, 66, 21-29, 2020.
    • デュシェンヌ型筋ジストロフィー成人の主観的QOL−長期的予後を見据えた教育課題の検討−. 特殊教育学研究, 58, 1-9, 2020.
    • 重症心身障害児のトータルケア−新しい発達支援の方向性を求めて−. へるす出版, 2017.
  • 略歴

    岩手県生まれ。国立病院機構病院で12年間勤務した後、2009年から三重大学教育学部准教授、2017年から三重大学教育学部教授。

  • 社会とのつながり

    厚生労働省障害児入所施設の在り方に関する検討会委員、厚生労働省障害児通所施設の在り方に関する検討会委員、三重県発達障害者支援地域協議会委員(会長)、三重県障害者施策推進協議会委員 (会長)、津市教育支援委員会委員(委員長)、四日市市教育委員会特別支援教育推進協議会委員 、四日市市特別支援保育指導委員会委員 、伊勢市教委育委員会特別支援教育推進会議委員 、三重県立特別支援学校学校評議員(3校)、独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構 障害者雇用管理サポーター

  • 資格

    臨床発達心理士

  • 高大連携における探究活動の支援分野

    • 医療・福祉の課題
    • 教育の課題