教授
生物資源学研究科
資源循環学専攻
農業生物学
研究分野: 植物医科学
植物病害の8割が菌類による病害です。この病原菌の正確な同定と診断は適切な防除の要です。この分野は重要であるものの専門家は日本では少なくなっていて、国公設試、樹木医からの依頼を受けて診断が困難な病害の診断結果や高度な分類学的知見を提供しています。病原菌分類学の分野ではアジアの1拠点であると自負しています。
消費者のもとへ直接目に見えるような貢献をしていませんが、生産者や生産者のために業務を行っている国公設試の研究者、普及員、指導員、樹木医等を支える植物病害の大学病院のような活動をしています。
病原同定と診断困難な植物病害を取り扱う役割を果たすとともに、留学生の受け入れ、派遣を行います。これを通じ植物病原菌の分類学と診断を行うアジアの拠点の一つとして、人材育成と植物病害の拡大防止に貢献したいと思います。
植物病原菌分類学の専門家。植物病理学専門家としてJICAや、ポスドク時代に独法研究機関で生物多様性条約に基づいたアジアでの共同研究の立ち上げ、大学では国際交流を担当し、2度のオランダで長期滞在の経験。
前職 (独)製品評価技術基盤機構バイオテクノロジーセンター 研究職員
高等学校教諭一種(農業)免許状