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人にやさしく役に立つ電子機械システム実現を目指して

早川 聡一郎

准教授

工学研究科

機械工学専攻

量子・電子機械

研究分野:  

キーワード

  • 人間行動解析
  • 人間支援システム
  • メカトロニクス
  • AI
  • 人間行動のモデル化

関連するSDGs

  • 背景、動機付け

    ロボットや自動車など現在の我々の日常生活において、電子制御された機械システムは身の回りに多数存在します。電子機械システムが人にやさしく、役に立てるようになることを目的とした研究を行っています。このためには、人の行動を電子機械システムが理解することが重要となります。人間行動を収集し、解析を行い、人間の行動を数値モデル化することで、システムが人を理解し、人にやさしく、役に立つようになると考えます。

  • 成果、活用例

    ドライバーの運転行動を収集し、人のような運転を行う自動運転車両の制御システムの構築を行うことで自動運転車両の乗り心地改善が可能であることを示しました。また、自動車の運転支援システムにおいて、ドライバが親しみやすい運転支援をどのようにすれば実現できるかを検討し、インピーダンス制御を用いた操舵支援システムを提案したり、ドライバーが情報を把握しやすい情報伝達ディスプレイについての研究を行いました。

  • 今後の展望展開

    電子機械システムがさらに、人にやさしく、役に立つようになるためには、人の行動をさらに深く理解する必要があります。そのために、ディープラーニングなどの各種技術を取り込み、より高精度化した人間行動のモデル化実現にむけ研究を推進しています。また、人と協働する電子機械システムの開発を行っている企業と共同研究をすることで、世に多数の人の役にたてる電子機械システムを送り出していきたいと考えています。

  • 主な研究業績・作品等

    • 奥田裕之, 早川聡一郎, 鈴木達也, 土田縫夫:「人間行動のハイブリッドシステムモデルに基づいた人間-機械協調型ロボットシステムの切替型制御器設計」,電気学会論文誌D, Vol.128-D, No.6, pp.810-818 (2008)
    • 能登紀泰, 奥田裕之, 田崎勇一, 鈴木達也, 早川聡一郎, 三田誠一, 片山正昭, 大日方五郎、“排他機構を組み込んだコンセンサス制御による協調的自動駐車システム”、計測自動制御学会論文集, Vol.49, No.11,pp.986-993, 2013
    • 山川拓巳, 早川聡一郎, 浅野克啓, 堤 成可, 池浦良淳,「血中乳酸値増加量に基づく長時間運転時におけるドライバの着座筋疲労評価手法」、日本機械学会論文集,Vol.86, No,229, pp.1-13 (2020)

    人間の運転情報の収集を行うためのドライビングシミュレータ

    自動運転に関する研究用車両

  • 略歴

  • 社会とのつながり

  • 資格

  • 高大連携における探究活動の支援分野

    • 自然科学(化学・生物・数学など)への課題