教授
附属病院
臨床研修・キャリア支援部
研究分野: 循環器内科
心筋症は、心臓移植の最大の原因疾患であり、その疾患メカニズムの解明は重要です。ミオシン軽鎖のリン酸化制御分子は、心筋の張力の制御に重要な働きを担っています。またアルドステロン症を中心とした、ミネラルコルチコイド受容体を活性化する疾患は、高血圧を介して、心不全、心筋梗塞、心房細動、脳卒中、慢性腎臓病などを引き起こします。このため、これらのメカニズムを解明し、治療効果を検証することは非常に重要と考えられます。
<教育活動>医学部3年生 研究室研修指導(5年間)、循環器チュートリアル問題全問作成(約10年間)、初期研修医循環器内科教育医長(3年間)、三重大学内科専門研修プログラム実行委員長(2018年より現在まで) <社会貢献活動>高血圧治療ガイドライン(2019年度改訂) システマティック・レビュー委員 報告書執筆 日本高血圧学会 2018年、狭心症・心筋梗塞 知っておくべき大切なこと あなたと家族を守るために 講師 みえ循環器・腎疾患ネットワーク 市民公開講座 2017年
心筋症、高血圧は現在も増加している疾患であり、循環器領域において最も重要な研究課題でもあります。三重県の診療を通じて、全国の登録研究のデータベースの構築に寄与することで、日本人の診療エビデンスを構築していきます。さらに産学官で連携し、疾患メカニズムの解明や新しい治療方法の開発もさらに進めていきたいと考えています。
兵庫県出身、三重大学医学部卒、鈴鹿中央病院、松阪中央病院、三重大学病院、米国ハーバード大学ブリガム・ウイメンズ病院で、これまで勤務してきました。心筋症の発症メカニズム、アルドステロン症の臓器障害メカニズムの解明と診療に従事しています。
<学術貢献活動>2018年度より、AMED研究「難治性副腎疾患の診療に直結するエビデンス創出」班員、「肥大型心筋症患者を対象とした全国登録調査研究 」班員 <受賞歴>2016年 三重県医師会研究奨励賞 、2009年 アメリカ心臓病学会(ACC)若手研究者賞(YIA) 参考https://researchmap.jp/rokamoto/social_contribution
総合内科専門医・指導医、循環器専門医・指導医、高血圧専門医・指導医