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造血・リンパ球分化の解明と免疫細胞療法への応用

大石 晃嗣

部長、准教授

医学系研究科

生命医科学専攻

臨床医学系講座

研究分野: 血液内科 輸血

koishi(AT)clin.medic.mie-u.ac.jp
(AT)は@に読み替えてください。

キーワード

  • 血球分化
  • 免疫細胞療法
  • 白血病
  • 輸血
  • HIV

関連するSDGs

  • 背景、動機付け

    造血・リンパ球分化の解明を通じてし、サイエンスすることの楽しさや生命現象の神秘に触れることのすばらしさを学生や社会の人に伝えるとともに、臨床応用を通じて、より多くの人たちが病気を克服し、幸せに生きるよう貢献する。HIV感染患者が安心して医療を受けることができるように努める。三重県輸血療法委員会の会長として、三重県における安心・安全な輸血が行われるよう務める。

  • 成果、活用例

    臍帯血造血幹細胞の増幅により、臍帯血移植後の血球の回復の促進に成功した。独自に開発したリンパ球培養法と独自の網羅的遺伝子解析技術により、抗体を産生するBリンパ球とウイルス感染でインターフェロンを産生する形質細胞様樹状細胞が同じ前駆細胞由来であることを解明した(https://www.mie-u.ac.jp/R-navi/release/cat680/post-61.html)。三重大学医学部附属病院が再発・難治性のBリンパ性白血病やリンパ腫に対するCAR-T療法の実施施設となるべく準備し、2022年度より

  • 今後の展望展開

    三重大学におけるCAR-T療法の確立、普及、発展に貢献する。HIV感染患者が安心して医療・歯科治療が受けられるようにネットワークを構築する。三重大学が、骨髄増殖性腫瘍の研究・臨床の拠点となることをめざす。三重県下の診療施設の臨床検査技師、看護師への輸血に関する啓蒙・啓発活動を行っていく。

  • 主な研究業績・作品等

    • Keiki Nagaharu, Yasuhiro Kojima, et al. Cell Rep 40(9):111260, 2022 doi: 10.1016/j.celrep.2022.111260 引用 259
    • Ohishi K, Varnum-Finney B, Bernstein ID. J Clin Invest. 110(8):1165-74, 2002. doi: 10.1172/JCI16167
    • Nakamori Y, Liu B, Ohishi K, et al. Br J Haematol. 2012 Jun;157(6):674-86. doi: 10.1111/j.1365-2141.2012.09109.x. Epub 2012 Mar 30

    血液細胞の分化モデル

  • 略歴

    昭和56年に麗澤高等学校を卒業、昭和63年に金沢大学を卒業し、三重大学医学部第二内科に入局し、血液内科を中心に診療しています。平成10年からは、世界で始めて骨髄移植を行ったフレッド・ハッチンソンがん研究センター(米国シアトル)に留学しトランスレーショナルリサーチを行いました。平成19年から輸血・細胞治療部に勤務し、輸血ならびにCAR-T療法などの免疫・細胞治療に取り組んでいます。

  • 社会とのつながり

     

  • 資格


    日本内科学会(総合内科専門医)、日本血液学会(血液専門医、血液指導医)、日本造血幹細胞移植学会 (認定医)、日本エイズ学会(認定医)、     日本輸血・細胞治療学会(認定医)

  • 高大連携における探究活動の支援分野

    • 医療・福祉の課題
    • 教育の課題
    • 自然科学(化学・生物・数学など)への課題