准教授
医学系研究科
生命医科学専攻
臨床医学系講座
研究分野: 整形外科
変形性股関節症や変形性膝関節症が進行して、疼痛が強く、歩行障害を伴うような高齢者には、人工股関節置換術、人工膝関節置換術はほぼ確立された手術である。正確な手術を行うためにナビゲーションの使用は有用である。より使いやすいナビゲーションの開発やロボットを用いた人工関節の研究を続けることにより、治療成績のさらなる向上が期待される。また、人工関節置換術を要するような変形性関節症の進行を抑制するためには、関節軟骨変性抑制、修復の研究が求められている。
正確な人工関節置換術を行うことにより、関節機能の回復が見込まれ、QOL、ADLの向上が見込まれる。
人工関節置換術のナビゲーションにおいて、拡張現実(AR: augmented reality)の技術を応用することにより、より使いやすく、骨以外の軟部組織のナビゲートもできるようになる。ARナビゲーションの開発普及を目指したい。ロボットの応用もすすめたい。関節軟骨変性抑制、修復に関しては、テネイシンC等のマトリセルラープロテインの臨床応用を目指したい。
三重大学大学院医学系研究科整形外科准教授
三重県社会福祉審議会 審査部会副部会長、三重県国民健康保険診療報酬審査委員会委員、国民健康保険中央会表彰 (2020)
日本整形外科学会専門医、日本リウマチ学会指導医、日本リウマチ学会専門医、日本整形外科学会認定リウマチ医、日本整形外科学会認定脊椎脊髄病医、日本整形外科学会認定スポーツ医、日本整形外科学会認定運動器リハビリテーション医、日本リハビリテーション医学会認定臨床医、日本人工関節学会認定医