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食品成分や化粧品素材の応用可能性の探索 (3次元ヒト皮膚モデル、リポソーム製造装置)

加藤 信哉

助教

研究基盤推進機構

先端科学研究支援センター

放射線科学・安全管理学部門

研究分野: アイソトープ実験施設

kato-shinya(AT)med.mie-u.ac.jp
(AT)は@に読み替えてください。

キーワード

  • メンタルヘルス
  • 神経系細胞
  • 放射線
  • リポソーム

関連するSDGs

  • 背景、動機付け

    専門分野は、応用生物化学です。現在は、メンタルヘルスに着目して、神経系細胞を用いた研究を行っています。1) 関連する神経伝達物質に対する反応、2) 食品などから摂取される成分の影響、3) 放射線による膜脂質過酸化を起点とする生体分子への影響

  • 成果、活用例

    沖縄県の自生植物の成分を含む飲料の研究開発、フラーレンC60など化粧品素材に関する産学共同研究を行ったことがあります。

  • 今後の展望展開

    ・各種のヒト培養細胞系(皮膚角化細胞、繊維芽細胞、脂肪細胞、神経芽腫細胞など)はじめ、3次元ヒト皮膚モデルを用いて、食品成分や化粧品素材に関する各種試験ができます。3次元ヒト皮膚モデルは、化粧品素材の研究開発において動物実験の代替として用いられています。また、リポソーム製造装置を用いて、目的成分を含むリポソームを調製することができます。
    ・中学や高校などで「放射線に関する学習」のお手伝いをさせていただけます。

  • 主な研究業績・作品等

    • Lactoferrin inhibits the proliferation of neuroblastoma IMR-32 cells even under X-rays,Shinya Kato, Medicine International,3:33, June (2023).
    • Under lithium carbonate administration, nicotine triggers cell dysfunction in human glioblastoma U-251MG, which is distinct from cotinine, Shinya Kato, Medicine International, 2:19, May (2022)
    • Effects of platinum-coexisting dopamine with X-ray irradiation upon human glioblastoma cell proliferation, Shinya Kato, Human Cell, 34(6), 1653-1661, Aug. (2021)
    • h-index:17 原著論文(査読あり): 41報(筆頭著者: 30報、責任著者: 8報、最近5年: 13報)

    簡便な操作でリポソームを製造できる装置

    食品に含まれる成分の効能評価

  • 略歴

  • 社会とのつながり

    日本アイソトープ協会
    日本農芸化学会

    第10回 抗加齢医学会総会優秀演題賞 (2010)

  • 資格

    第1種放射線取扱主任者
    第1種作業環境測定士(放射性物質)
    衛生工学衛生管理者
    実験動物2級技術者

  • 高大連携における探究活動の支援分野

    • 教育の課題
    • 自然科学(化学・生物・数学など)への課題