三重県内では糖尿病・内分泌疾患を専門とする臨床医の人数は限られており、まだまだ県内全ての地域で専門的な治療を受けることができるとは言えません。糖尿病・内分泌疾患の診療をしながら、これらの疾患の治療を可能とする技術の開発や、患者さんが安心して医療を受けることができる環境の整備を目指しています。
診療に難渋する糖尿病・内分泌領域の患者さんの診療に取り組み、その経過から得られた知見に関する報告を重ねています。診療データや動物実験から、疾患の進行を制御しうる物質の同定を進めています。三重県内の糖尿病・内分泌領域の専門医の育成にも携わり、徐々に専門医の人数は増えています。
大学内での診療や研究を発展させつつ、患者数の増加が続いている糖尿病については、幼少期から健康に関する知識の修得を目指した活動や、疾患に対する偏見を取り除く活動のお手伝いを通して、患者数自体を減らしていく取り組みをしていきたいと考えています。
三重県伊勢市生まれ。2009年に三重大学医学部医学科を卒業後、県内の複数の医療機関で糖尿病・内分泌内科領域の診療に従事し、2018年より三重大学医学部附属病院 臨床研修・キャリア支援部(糖尿病・内分泌内科 兼任)助教。
第45回日本免疫学会学術集会 ベストプレゼンテーション賞
平成30年度三医会奨励賞
令和元年度三重医学若手研究者賞
日本内科学会 総合内科専門医
日本糖尿病学会 糖尿病専門医・指導医
日本内分泌学会 代謝内分泌専門医