皆さんが急な病気や怪我に遭遇した時には救急車を呼ぶと思いますが、その救急車で搬送される患者さんを診療するのが主な仕事です。ドクターヘリに乗務して現場へ赴き、患者さんをヘリに載せて搬送することもあります。救命救急センターに搬送される患者さんは重症なことが多いですが、患者さんが救命され少しでも状態が良くなるよう、他診療科の先生方や多職種の方々と一緒に全力を尽くしています。
三重県には救命救急センターを有する病院が4施設ありますが、当院の救命救急・総合集中治療センターでは、津市内の重症患者さんの救急搬送のほか、津市及び近隣地域の病院から重症患者さんの転院搬送を受け入れて診療しています。日々の診療を通し、主に三次救急機関としていわば「救急医療の最後の砦」の役割を担い、地域の皆さまにお役に立てるよう努めています。
これまでと変わらず、目の前の重症患者さんに対して全力を尽くす所存です。救急・集中治療領域の中でも心肺蘇生・感染症・栄養療法等の分野に興味を持っており、それらに関する事項を救命救急・総合集中治療センター内だけでなく病院全体に還元できればと思っています。また、救急外来・集中治療室で実習・研修する医学科学生や初期研修医への指導、救急・集中治療領域を志す後進の育成にも積極的に参画する予定です。
京都府生まれ・三重県名張市出身です。2015年に三重大学医学部医学科を卒業しました。三重大学病院での初期研修を経て、2017年より救命救急・総合集中治療センターで勤務しています。救急・集中治療領域が専門です。
AHA(アメリカ心臓協会)のBLS(一次救命処置)インストラクター資格を所有しています。その資格を生かし、医療従事者だけでなく一般の方々に心肺蘇生法、即ち「突然目の前で人が倒れたら、どうすればよいか」という知識・技術の普及に努めています。
救急科専門医、集中治療専門医、臨床研修指導医