講師
医学系研究科
生命医科学専攻
臨床医学系講座
研究分野: 呼吸器内科学
三重県は呼吸器内科医が極めて少なく、人口当たりの呼吸器内科専門医は全国でもワースト1・2位を争う状況です。呼吸器疾患は一般の知識でも対応できるものもありますが、中には難しい病気もあり、そのような場合は専門的な知識が要求されます。治療方法や病因が解明されていない疾患もあり、リサーチマインドをもって日々過ごしています。高度な医療を提供するという使命を後世に託すことも必要であり、若手の教育にも力を入れています。
基本的に毎日どこかで外来診療を行っており、呼吸器内科専門医でなければ対応が難しい疾患の診療にあたっております。研究活動は三重大学免疫学講座との共同研究を展開しており、マイクロバイオームと難治性呼吸器疾患の関連について調べています。教育に関しては呼吸器内科医を志す若手医師への指導を行っております。
まずは呼吸器内科専門医を増やし、三重県内に偏りなく呼吸器内科専門医が在籍できる環境を作りたいです。その上で高度な診療を展開しつつ、臨床問題を解決できるような後ろ向き観察研究ができるようなシステムを構築したいと考えています。基礎的な研究との橋渡しを行い、新薬の開発に繋がるような仕事ができればと思います。
愛知県立刈谷高校出身。1998年三重大学医学部を卒業し、2001年以降は一貫して三重県内の呼吸器内科診療に従事しつつ、研究と教育も行っている。
呼吸器学会将来計画委員会委員・肺癌診療ガイドライン診断小委員会委員
内科学会総合内科専門医・指導医、呼吸器学会専門医・指導医