准教授
教育学部
理科教育
研究分野:
微生物は土壌圏・水圏・動物腸内を含め、あらゆる環境に生息しています。食品の発酵や有機物分解での環境浄化など、多様な場面でわたしたちは微生物を活用してきました。しかしながら、地球上に存在する微生物のほとんどは、いまだ特徴が明らかになっていません。社会課題や価値創出を念頭において、新規微生物を探索することで、新たな発見が得られるものと考えています。
以下の課題にて、複数の企業・自治体等との共同研究・受託事業・技術相談・地域貢献活動の経験があります。
・乳酸発酵食品中の機能性成分分析
・食品用乳酸菌製剤の製造技術の確立
・新規乳酸菌やバクテリオシンの探索
・発酵熱生成の制御とその利活用
・深紫外線LEDによる殺菌条件の確立
・二酸化炭素排出量削減技術の研究開発
・各種天然色素の安全性・生分解性評価
・森林資源からのアロマオイル抽出とその製品化
・超純水の水質分析
・理科学教材の開発研究
・小学校理科化学分野の授業で活用できるICT教材開発
・小中高校生の研究支援
・高校での地域学習
これまでの産学官連携活動の経験を生かして、特に微生物探索・微生物制御・その他生化学的分析・理科教育支援などの観点で、地域企業・自治体などのみなさまからのニーズにお応えしながら、価値創造に貢献します。
2014年度から2015年度まで日本学術振興会特別研究員DC2、2016年03月に三重大学大学院地域イノベーション学研究科博士後期課程を修了し博士(学術)取得、2016年度より三重大学教育学部理科教育講座講師、2021年度より同准教授として務めている。2023年度からは、名古屋大学高等研究院客員研究員を兼任している。