専門は政治哲学、ヨーロッパ政治思想史(とくにドイツ語圏)。これまで主として20世紀前半の哲学者エルンスト・カッシーラーの言説の政治哲学的側面を分析してきた。また、「ドイツ国民」形成の精神史への関心から国民統合理論についても研究している。
それは社会が決めること。
これまでの研究成果をふまえて政治を広く人間学の一部ととらえ、人間の神話的思考のような非合理的な考え方がヨーロッパ政治思想の通奏低音をなしてきた(なしている)様子を解明したいと考えている。ただ、近年はヨーロッパの軍事博物館がいかに人々を国民として統合してきたのかを考える「寄り道」をしている。
1998年同志社大学法学部卒業、2003年同志社大学大学院法学研究科政治学専攻博士課程後期課程修了、2010年同志社大学法学部助教、2012年三重大学教育学部准教授、2016-2017年天津師範大学国際教育交流学院特聘副教授、2022年同教授。
2012年三重大学出版会(株)理事、2021年三重地方労働審議会委員
博士(政治学)(同志社大学)