今日の子どもたちや保護者たち、教師たちが学校教育に関わって実際に直面している問題は何か、その根底には何があるかを見定めつつ、どのようにしたら、みんなにとってよりよい学校教育が実現するのか、いくつかの教室やいろいろな人の話を見聞きし、語り合いながら考え、公教育としての学校教育の意義を探っています。そのなかで、地道に各地で展開・蓄積されている教育実践の豊かさを感じることが少なからずあり、その価値に光をあてたいと考えて各種の活動に取り組んでいます。
教育関係の研究会に複数携わり、会の運営、自身の研究や教育の成果の報告、現場教師の報告へのコメント、研究討議の進行役などの経験を重ねてきています。また、学校内の研究会の講師、高校生対象の出前授業などの経験があります。
子どもの生活や学校と保護者との関わりを中心に、学校現場における実際的な課題を先生方、教育に関わる様々な方々と共有しつつ、いかによりよい学校、教育実践を生み出していけるかを協働して追求することと、学校現場の現実の問題をもとにした大学教育を展開して現場で豊かな教育実践を生み出せるような教員養成を追求することを同時に進めていきたいと考えています。
東京都生まれ。2013年より三重大学教育学部准教授。2024年より三重大学教育学部教授。
三重県いじめ調査委員会委員、桑名市いじめ問題専門委員会委員、鈴鹿市いじめ問題解決支援委員会委員、鈴鹿市学校問題解決支援委員会委員