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誰もがあるがまま認められるように

栗田 季佳

 

教育学部

特別支援教育

 

研究分野:  

キーワード

  • 障害
  • 権利
  • 差別
  • インクルージョン

関連するSDGs

  • 背景、動機付け

    教育のあり方の固定化は、それにそぐわない子どもたちを閉めだそうとします。その最たる存在に、障害のある子どもがいます。学校における差別の現実をみつめた人たちから、教え育てる教育でなく、共に生き共に学ぶ、共生共学という思想が生まれてきました。私はこの考え方に深く共感し、現実の教育差別の分析や差別と闘う実践を研究しています。

  • 成果、活用例

    共生共育・共生共学の発想は、障害のある子どもに限定され資するものではありません。能力主義と評価の個人化によって「できない」ことで自信を失っている人はたくさんいます。それを乗り越えるには個人の能力を高める支援ではなく、できないことを問題とする価値観の再考とできないことを共に引き受けるつながりです。

  • 今後の展望展開

    これまでも当事者の人たちから多くのことを学んできました。孤立と競争が深まる社会において、自分を否定しないですむような社会変革にアクション・リサーチで関わってきたいと考えています。

  • 主な研究業績・作品等

    • 佐藤貴宣・栗田季佳(編)(2023出版予定)障害理解のリフレクション ちとせプレス
    • 栗田季佳 (2020) 排除しないインクルーシブ教育に向けた教育心理学の課題―障害観と研究者の立場性に着目して― 教育心理学年報, 59, 92-106.
    • 栗田季佳 (2015).  「見えない偏見の科学-心に潜む障害者への偏見を可視化する」  京都大学出版会
  • 略歴

    三重県出身。2013年京都大学大学院修了。日本学術振興会特別研究員を経て、2014年より現職。

  • 社会とのつながり

     

  • 資格

     

  • 高大連携における探究活動の支援分野