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なぜ私たちは文の「意味」を理解できるのか

伊藤 怜

特任講師

人文学部

文化学科

アメリカ研究

研究分野:  

キーワード

  • 言語学
  • 意味
  • 文構造

関連するSDGs

  • 背景、動機付け

    私たちは、誰に教わるでもなく母語を話したり理解したりできるようになりますが、それはなぜなのでしょうか?人間という種(しゅ)が持つ言語産出と言語理解の能力について、主に「意味」の側面から研究しています。

  • 成果、活用例

    個々の言語を比較すると、相違点と同様に、自然言語としての類似点も多く存在することに気づきます。外国語教育では学習対象の言語を学ぶことも重要ですが、言語学の中で得られた知見を用いることで、自分の母語を客観的に再考する機会を学習者に与えることができます。

  • 今後の展望展開

    様々の言語の文の「意味」は文構造に基づいて計算されるという考え方があるのですが、そこにイントネーションなどの「音声」的な要素がどのように影響を与えるのかに関心があり、研究を進めたいと考えています。

  • 主な研究業績・作品等

    • H.K. Hwang and S. Ito: Proceedings of Speech Prosody, 925-928, 2014
    • S. Hayashi, S. Ito, H. Kurokami, K. Shimamura and A. Sugawara: Proceedings of FAJL 8, 31-43, 2016
    • S. Ito and D.Y. Oshima: Japanese/Korean Linguistics 23, 229-243, 2016
  • 略歴

    愛知県生まれ。米国コーネル大学大学院言語学研究科博士課程修了(言語学博士)。2015年より三重大学人文学部特任講師。

  • 社会とのつながり

  • 資格

  • 高大連携における探究活動の支援分野

    • 人文科学(文学・歴史・語学・心理学など)への課題