教授
医学系研究科
生命医科学専攻
臨床医学系講座
研究分野:
高齢化社会が急速に進行している中、関節疾患、脊椎疾患の患者さんは急増しています。健康的な社会を築くために不可欠なスポーツ整形外科医も注目を浴びています。関節リウマチ、骨・軟部から発生する悪性腫瘍などの難病や救急外傷も整形外科の守備範囲です。マイクロサージェリーを用いた上肢の再接着、機能再建などは高度な技術を要する手術も整形外科医が得意とするところです。一方、基礎研究の分野では骨、軟骨、神経の再生医療、人工骨、人工軟骨、遺伝子治療など研究課題が数多くあります。
関節鏡や顕微鏡などを使って、また、人工関節や脊椎の手術でも傷を小さくするように心がけています。最近では、人工股関節置換術において加速度センサーを用いた新しいナビゲーションシステムを開発し、寛骨臼カップ挿入・設置の精度を大幅に向上させることが可能になっています。また、人工膝関節置換術ではロボットを用いた手術も導入し、最先端の手術を、安全に、確実に提供するように心がけています。
2023年6月23,24日に第46回日本骨・関節感染症学会を「骨・関節感染症に勝つ!」というテーマのもと三重県津市で、2023年9月29日〜10月1日には第25回日本骨粗鬆症学会を「骨粗鬆症診療の新たなブレークスルーを求めて」というテーマのもと愛知県名古屋市で、2023年12月2日には第42回整形外科バイオマテリアル研究会を「整形外科バイオマテリアルの最前線」というテーマのもと三重県津市で開催する予定です。
人工膝関節置換術用ロボット
新しいポータブルナビゲーションを用いた人工股関節置換術
1983年三重大学医学部卒業、1987年三重大学大学院卒業、三重大学医学部附属病院助手、1990年同講師、2006年三重大学大学院医学系研究科准教授、2009年同教授、2020年−2022年三重大学大学院医学系研究科長・医学部長(併任)。専門:股関節外科、骨粗鬆症。
日本整形外科学会代議員、日本整形外科学会専門医・専攻医管理委員会委員、三重県医師会理事、日本骨・関節感染症学会理事、日本骨粗鬆症学会理事、日本関節病学会理事、日本股関節学会理事、日本骨代謝学会評議員、日本肘関節学会評議員、日本骨折治療学会評議員、日本人工関節学会評議員、中部日本整形外科災害外科学会評議員
医学博士、日本整形外科学会専門医、日本骨粗鬆症学会認定医、日本リウマチ学会リウマチ指導医・専門医、義肢装具等適合判定医師、日本整形外科学会リウマチ医・スポーツ医・脊椎脊髄病医