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ものづくりの基礎となる塑性加工と微生物を利用した材料処理技術

松井 正仁

准教授

工学研究科

機械工学専攻

機能創成プロセス

研究分野: ナノ加工計測

matsui.masahito(AT)mie-u.ac.jp
(AT)は@に読み替えてください。

キーワード

  • ものづくり
  • 加工
  • 測定
  • ナノテク
  • 微生物

関連するSDGs

  • 背景、動機付け

    塑性加工とは材料に外部から力を加え、変形させて形状を作る加工のことです。塑性加工には加工精度が高い、材料の性質を改善する、材料の無駄が少ない、加工時間が少ないといった利点があります。これらの利点を活かし、塑性加工に関する研究、超平滑面の創成などのナノメートルオーダーの加工に関する研究を行っています。また、材料に対する微生物の作用を利用した新しい材料処理法の研究も行っています。

  • 成果、活用例

    基礎研究として以下のテーマに取り組んだ。非対称平面ひずみ押出し加工における変形挙動、塑性変形による金属薄板表面の表面荒れ現象のフラクタル解析、微生物を利用した金属の加工、微生物を利用した鉄さびのリサイクル、原子間力顕微鏡を利用したナノ加工、圧縮加工による超平滑面の創成、微生物を利用した銅結晶体の析出作用。これらにより様々な成果を得ている。

  • 今後の展望展開

    塑性加工における様々な基礎的な研究を行い、ものづくり技術の発展に寄与していきたい。また、材料に対する微生物の作用を利用して新しい材料処理技術の開発も行っていきたいと考えている。

  • 主な研究業績・作品等

    • Masahito Matsui, Kouhei Toda, Kenichi Murai and Yuichi Nakamura, Procedia Engineering, Vol. 81, pp. 431-436(2014).
    • 松井正仁,水野元揮,松原涼太,村井健一,中村裕一,第72回塑性加工連合講演会講演論文集,pp.209-210(2021).
    • 松井正仁,野口孝生,村井健一,中村裕一,日本機械学会東海支部第66期総会講演会講演論文集,No.173-1(2017).

    車ボディ製造技術のナノテク(ナノ平面)への応用例

    微生物作用による銅結晶体の析出例

  • 略歴

    愛知県生まれ。1993年三重大学工学部助手。2005年三重大学工学部助教授。2007年三重大学大学院工学研究科准教授。

  • 社会とのつながり

    日本塑性加工学会、日本機械学会
    日本塑性加工学会企画委員、日本塑性加工学会代議員、日本塑性加工学会東海支部商議員、日本塑性加工学会幹事など

    平成12年 平成12年度日本塑性加工学会新進賞(日本塑性加工学会)
    平成22年 2009年度トライボロジー学会論文賞(日本トライボロジー学会)

  • 資格

     

  • 高大連携における探究活動の支援分野

    • 自然科学(化学・生物・数学など)への課題