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中国の過去の人々の生き方から今を生きるヒントを得る

酒井 恵子

教授

人文学部

文化学科

文化資源学

研究分野:  

キーワード

  • 中国近世史
  • 中国女性史
  • 科挙

関連するSDGs

  • 背景、動機付け

    近世の中国はすでに身分制のない競争社会で、その競争社会を生き抜くために人々はどのような戦略をとったのかを研究しています。たとえば官僚登用試験の科挙、科挙に匹敵する特権を得られる善行者、特に女性への表彰、自ら去勢して権力と財を手に入れられる可能性のある宦官になることについて研究しています。これらは私たちはどのように現在を生き抜くか、競争社会のもつ問題点、ジェンダー問題について考えることに繋がります。

  • 成果、活用例

    現代日本と同じ競争社会に千年近く前からなっている中国の歴史を研究することは、今後日本がどうなっていくのか、どうすればよりよい社会になるのか、自分の幸せは何なのか等、考える機会を与えてくれます。また、中国女性史も調べており、男女共同参画、ダイバーシティーが叫ばれる現在において、ジェンダーギャップ指数ランキングが日本より上位の中国の女性はいかなる歴史を経て現在にいたっているのかを知ることは、日本においても参考になります。

  • 今後の展望展開

    時代も地域も異なる文化への理解を深めることは、自らを客観的に見つめなおすうえで有効ですので、今を知るために引き続き過去の中国で生きた人々について調べていきたいとおもいます。これまでも、そしてこれからも繋がりの強い中国を理解することは必要不可欠です。また、ジェンダーフリーな社会実現に向けて、中国の過去における性観念も研究していきたいと考えています。

  • 主な研究業績・作品等

    • 「孝子から節婦へ―元代における旌表制度と節婦評価の転換―」『東洋学報』(2006年、87-4、33-60頁)
    • 『明史選挙志―明代の学校・科挙・任官制度』1・2(共訳注)平凡社、 2013年・2019年
    • 「『国朝献徴録』に収録された宦官伝と自宮」『三重大史学』(2024年、24、21-36頁)
  • 略歴

    愛知県出身。岡山大学文学部、名古屋大学大学院文学研究科で学ぶ。2014年三重大学人文学部特任准教授、2017年同准教授、2025年同教授。

  • 社会とのつながり

     

  • 資格

    中学校教諭専修免許状(社会)
    高等学校教諭専修免許状(地理歴史科)

  • 高大連携における探究活動の支援分野

    • 人文科学(文学・歴史・語学・心理学など)への課題