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江戸時代の大衆向けの娯楽小説である戯作を中心に研究してきました。最近では、小説や演劇に見られる忍者忍術の研究をしています。

吉丸 雄哉

教授

人文学部

 

 

研究分野:  

キーワード

  • 日本文学
  • 江戸時代
  • 戯作
  • 忍者
  • 忍術

関連するSDGs

  • 背景、動機付け

    江戸時代の文芸を研究しています。特に戯作と呼ばれるジャンルに関心があります。戯作作品の個々の解明のほか、現代にいたるまでの継承を考えつつ、研究に取り組んでいます。近年では忍者・忍術について研究しています。江戸時代から現代までの忍者作品を検討することで、史実とは違う忍者像の形成と変遷を明らかにし、さらに創作における忍者の魅力を見いだしています。

  • 成果、活用例

    江戸時代の小説を通して、江戸庶民の生活や風俗などを明らかにすることで、伝統的なデザインをもとにした現代の創作に役立てている。史実とは異なる忍者像が形成されていった過程を明らかにすることで、人間の想像力の素晴らしさを世間に知らしめた。史実と伝統的な創作の二つを明らかにすることで、現代の創作の手がかりを作った。

  • 今後の展望展開

    江戸時代の書物を対象に研究しているので、未整理の書物群について、調査・整理する機会があれば、それを行いたい。くずし字のままで現代の字に置き換えられていない未翻刻の小説を翻刻することで、江戸時代の小説の魅力を広く伝えたい。江戸から現代に至るまで、忍者を描いた作品について、特徴と面白さを解明し、世間に広めたい。

  • 主な研究業績・作品等

    • 『忍者とは何か ―忍法・手裏剣・黒装束』KADOKAWA、2022、470頁。
    • 『式亭三馬とその周辺』新典社、2010、284頁。
    • 『武器で読む八犬伝』新典社新書、159頁
  • 略歴

    1973年、長崎県生まれ。2010年より三重大学人文学部准教授。2019年より三重大学人文学部教授。

  • 社会とのつながり

  • 資格

  • 高大連携における探究活動の支援分野

    • 人文科学(文学・歴史・語学・心理学など)への課題