准教授
工学研究科
物理工学専攻
ナノ工学
研究分野:
数nmから数100nm程度の強磁性薄膜は,記録デバイスや各種センサなど様々な分野に応用されています.デバイス材料として優れた特性を示す強磁性薄膜を開発したいと考えています.
基礎研究として,アモルファス化した軟磁性薄膜の局所微細構造解析や耐熱性向上に関する研究,ナノ微結晶薄膜の軟磁気特性の評価,磁界の印加により抵抗が変化する微粒子内包薄膜に関する研究を行ってきました.
軟磁性薄膜の工学的応用に興味を持っています.特にFeを含む薄膜は磁界を印加すると形状が僅かに変化する性質(磁気ひずみ)を示しますので,この特性を利用したセンサの開発を行っています.また,より大きな磁気ひずみを示すアモルファス軟磁性薄膜の開発も行っていく予定です.
名古屋大学博士後期課程修了後,1997年三重大学に着任.現在に至る.2000年度在外研究員(ドイツ・レーゲンスブルグ大学)