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生物資源の有効活用と生物機能の利用を目指した研究

田丸 浩

教授

生物資源学研究科

生物圏生命科学専攻

海洋生命分子化学

研究分野: 水圏生物利用学教育研究分野

ytamaru(AT)bio.mie-u.ac.jp
(AT)は@に読み替えてください。

キーワード

  • スマートセルインダストリー
  • バイオリファイナリー
  • 魚類バイオテクノロジー

関連するSDGs

  • 背景、動機付け

    生化学・分子生物学に加え、生物工学や構造生物学まで研究分野は多岐に渡る。アメリカでの研究経験で多くの外国人研究者と交流を持つ。学会活動では、日本生物工学会理事・中部支部長、日本生化学会代議員などを務め、シンポジウム・ワークショップなどの企画も行っている。社会貢献としては、三重県新エネルギービジョン推進会議委員、みえバイオリファイナリー研究会、バイオインダストリー協会グリーンイノベーションフォーラム世話人を務める。

  • 成果、活用例

    教育では4名の博士取得者を輩出し、うち2名は三重大学教員として活躍している。研究では御浜町においてミカン残渣からのバイオアルコール製造や南伊勢町において地下海水を利用したアワビ陸上養殖に着手した。社会貢献では広報活動の一環として高校訪問・出前授業やサマーセミナーを行ってバイオテクノロジーの啓蒙・普及を行った。各種企業との共同研究および政府系機関のプロジェクト審査員を務めた。

  • 今後の展望展開

    教育では優秀な外国人留学生獲得に励みたい。また、研究では地域共創展開センター・四日市CNXプロジェクトに関連した産官学の連携を進めていき、地域バイオコミュニティ創成に貢献したい。また、国際的にはオランダやアメリカとの共同研究を展開することで、再生航空燃料や二酸化炭素を活用したバイオリファイナリーによるバイオものづくりに貢献した。

  • 主な研究業績・作品等

    • 田丸浩,堀克敏:微生物飼料を活用した次世代陸上養殖の展開. 月刊バイオインダストリー Vol. 40, No.1, 2023.
    • Mohamed Yahia Eljonaid, Hisao Tomita, Fumiyoshi Okazaki, and Yutaka Tamaru. Enzymatic Characterization of Unused Biomass Degradation Using the Clostridium cellulovorans Cellulosome. Microorganisms 2022, 10(12), 2514.
    • Hisao Tomita and Yutaka Tamaru The Second-Generation Biomethane from Mandarin Orange Peel under Cocultivation with Methanogens and the Armed Clostridium cellulovorans. Fermentation 2019, 5(4), 95.

    嫌気性微生物糖化・発酵システム(田丸システム)

    魚類抗体生産システム

  • 略歴

    大阪府出身、バイオベンチャー2件立ち上げた経験あり。三重大学で博士取得後、カリフォルニア大学デービス校にてリサーチアソシエイトとして勤務した。2013年から教授として出身研究室に教育研究に従事。

  • 社会とのつながり

    ・第9回バイオビジネスコンペJAPAN 奨励賞(平成20年度)
    ・2011年度日本生物工学会大会 トピックス賞(平成23年度)
    ・2012年度日本農芸化学会大会 農芸化学研究企画賞(平成24年度)
    ・三重大学知的財産優秀表彰(平成25年度、平成30年度) 

  • 資格

    第2種安全衛生監視員

  • 高大連携における探究活動の支援分野

    • まちづくりの課題
    • 教育の課題
    • 環境への課題
    • 自然科学(化学・生物・数学など)への課題