教授
みえの未来図共創機構
産学官連携推進部門
研究分野: 工学研究科兼務
産官学すべてでの実務経験から低コスト化が可能な差別化技術の社会実装が重要との認識があります。技術を社会実装するための体制構築、公的資金獲得、特許戦略などは得意であり貢献できます。また現在も複数機関との共同研究を進めており、低コスト化で差別化できる技術シーズの研究開発中です。
住友電工で開発に成功した緑色レーザー、緑色レーザー用基板、ベアチップ実装した超小型RGBレーザーモジュール、ZnSe白色LEDなど独自発光デバイス・モジュールなどを製品化しました。東京大学では真空材料としてBe-Cuに着目し、小型真空容器を開発・装置化、現在三重大学独自シーズであるAlNテンプレート基板の社会実装を関係者と推進中です。
三重大独自のAlNテンプレートを用いた紫外LEDは大学シーズを各種公的資金支援を受け、現在特性改善・社会実装が進められています。三重大学シーズの社会実装のモデルケースでなりうるもので関係者との連携し是非とも成功させたいと考えています。社会人として産官学すべて経験し、ものの見方が複眼的になり、かつ連携スキームの構想やアプローチ方法が自然に頭の中でてきます。地域課題はどの地域でも共通なものが多く、合算するとその経済効果は相当大きくなります。全体への寄与を目指したいと考えます。
富山県出身。大学入学時より住友電工在職中は関西(38年)、NEDO出向から東京大学在職中は関東(6年)、三重大学に着任し3大都市圏はすべて経験しました。住友電工在職中に台湾企業への技術移管に従事し10回以上出張。海外での学会発表は多数。
1986/4に住友電工に入社し、新規デバイス開発・製品化に従事しました。この間に新機能素子協会開発賞、応用物理学会論文賞(2回)を受賞し、応用物理学会より2019/9にフェローの称号を授与されました。2017/10-2020/3にはNEDOに出向し採択審査、事業マネージメント、2020/4より東京大学生産技術研究所の特任教授に就任、2022/2より三重大学に着任しました。ワイドギャップ半導体学会監事、NEDO技術委員、電気学会やレーザー学会などの委員会委員などに就任しています。
高圧ガス製造保安責任者 乙種機械
大気関係第1種 公害防止管理者