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衣・食・住を支える品種改良の基盤を

諏訪部 圭太

教授

地域イノベーション学研究科

バイオイノベーションユニット

 

研究分野:  

suwabe(AT)bio.mie-u.ac.jp
(AT)は@に読み替えてください。

キーワード

  • 野菜
  • 品種改良
  • 遺伝子
  • DNA
  • 分子生物学

関連するSDGs

  • 背景、動機付け

    我々人間の衣・食・住には植物が欠かせません。それら植物を改良して我々の生活をより豊かにするために、植物のもつ様々な性質を遺伝子・DNAレベルで理解することを目指しています。

  • 成果、活用例

    遺伝子・DNAレベルで明らかにした植物のもつ特徴や性質を、人間の衣・食・住や歴史、伝統に活かす品種改良を進めています。過去に行ったハクサイの病害抵抗性メカニズムの解明研究(Suwabe et al. Genetics 2006)は、農研機構と種苗メーカーの共同研究により、超強度病害抵抗性を有するハクサイ品種「あきめき」が開発され、2011年から市販されています。

  • 今後の展望展開

    社会のニーズに真に応えることのできる産官学連携体制を組織し、地域の活性化に貢献できる新品種の開発と普及のための基礎・応用研究を展開していきます。

  • 主な研究業績・作品等

    • Suwabe, K., K. Nagasaka, E.A. Windari, C. Hoshiai, T. Ota, M. Takada, A. Kitazumi, H. Masuko-Suzuki, Y. Kagaya, K. Yano, T. Tsuchimatsu, K.K. Shimizu, S. Takayama, G. Suzuki and M. Watanabe (2020) Double-locking mechanism of self-compatibility in Arabidopsis thaliana: the synergistic effect of transcriptional depression and disruption of coding region in the male specificity gene. Front. Plant Sci. 11: 576140
    • Takada, Y., K. Murase, H. Shimosato-Asano, T. Sato, H. Nakanishi, K. Suwabe, K.K. Shimizu, Y.P. Lim, S. Takayama, G. Suzuki and M. Watanabe (2017) Duplicated pollen-pistil recognition loci control intraspecific unilateral incompatibility in Brassica rapa. Nature Plants 3: 17096
    • Tsuchimatsu, T., K. Suwabe, R. Shimizu-Inatsugi, S. Isokawa, P. Pavlidis, T. Stadler, G. Suzuki, S. Takayama, M. Watanabe and K. Shimizu (2010) Evolution of self-compatibility in Arabidopsis by a mutation in the male specific gene. Nature 464: 1342-1346
  • 略歴

    神奈川県生まれ。農研機構野菜茶業研究所、英国John Innes Centre、東北大学を経て、2009年生物資源学研究科准教授、2021年生物資源学研究科教授を経て現職。

  • 社会とのつながり

    2004年アブラナゲノム国際学会 (Brassica2004) Poster Presentation Award、2012年日本育種学会奨励賞、2014年農林水産省若手農林水産研究者表彰など受賞。

  • 資格

  • 高大連携における探究活動の支援分野

    • 自然科学(化学・生物・数学など)への課題