我々人間の衣・食・住には植物が欠かせません。それら植物を改良して我々の生活をより豊かにするために、植物のもつ様々な性質を遺伝子・DNAレベルで理解することを目指しています。
遺伝子・DNAレベルで明らかにした植物のもつ特徴や性質を、人間の衣・食・住や歴史、伝統に活かす品種改良を進めています。過去に行ったハクサイの病害抵抗性メカニズムの解明研究(Suwabe et al. Genetics 2006)は、農研機構と種苗メーカーの共同研究により、超強度病害抵抗性を有するハクサイ品種「あきめき」が開発され、2011年から市販されています。
社会のニーズに真に応えることのできる産官学連携体制を組織し、地域の活性化に貢献できる新品種の開発と普及のための基礎・応用研究を展開していきます。
神奈川県生まれ。農研機構野菜茶業研究所、英国John Innes Centre、東北大学を経て、2009年生物資源学研究科准教授、2021年生物資源学研究科教授を経て現職。
2004年アブラナゲノム国際学会 (Brassica2004) Poster Presentation Award、2012年日本育種学会奨励賞、2014年農林水産省若手農林水産研究者表彰など受賞。