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いもりの四肢再生研究と、スマートグラスとマイクロサージャリーによる技術革新

成島 三長

教授

医学系研究科

生命医科学専攻

臨床医学系講座

研究分野: 形成外科

sancho-ps(AT)med.mie-u.ac.jp
(AT)は@に読み替えてください。

カテゴリ

キーワード

  • 形成外科
  • 再生
  • いもり
  • 神経
  • リンパ

関連するSDGs

  • 背景、動機付け

    形成外科は、傷を治したり機能を回復させる手術を行っています。しかし現在最先端であるスーパーマイクロサージャリーを用いても完全に元通りに戻すことができません。それができる動物イモリを用いて、なぜ人ではできない元通りに戻すことをイモリができるのかを調べ、将来ヒトに利用したいと思っています。また手術においても最新のスマートグラスと顕微鏡を融合させて患者さんと医師双方に負担の少ない治療法を開発していきたいと思っています。

  • 成果、活用例

    イモリの神経走行を詳細に検討したり、免疫系がどのようになっているかについて研究を行っています。またスマートグラスと顕微鏡を接続して、実際に臨床応用可能か検討を行っています。

  • 今後の展望展開

    イモリの再生においては、神経がかかわっているとされています。さらには免疫系が再生における重要なキーになると考えています。リンパ系と神経系の相互作用を明らかとし、ヒトとの比較を行っています。

  • 主な研究業績・作品等

    • 1)Narushima M, Yamasoba T, Iida T, et al. Pure Skin Perforator Flaps: The Anatomical Vascularity of the Superthin Flap. Plast Reconstr Surg. 2018;142(3):351e-360e.
    • 2)Narushima M, Yamamoto T, Ogata F, Yoshimatsu H, Mihara M, Koshima I. Indocyanine Green Lymphography Findings in Limb Lymphedema. J Reconstr Microsurg. 2016;32(1):72-79.
    • 3)Narushima M, Mihara M, Yamamoto Y, Iida T, Koshima I, Mundinger GS. The intravascular stenting method for treatment of extremity lymphedema with multiconfiguration lymphaticovenous anastomoses. Plast Reconstr Surg. 2010;125(3).

    スマートグラスと顕微鏡を用いたスーパーマイクロサージャリーデモ

    イモリ四肢再生研究

  • 略歴

    愛知県生まれ 2001年三重大学医学部卒業後 2003年より東京大学医学部形成外科関連病院にて形成外科研修 
    H18年東京大学医学部附属病院 形成外科 助教
    H27年東京大学医学部附属病院 形成外科 講師
    H29年より現職

  • 社会とのつながり

    日本形成外科学会中部地方会 優秀演題賞
    10th international course of perforator flaps in Ankara Best Paper Award
    The Naito Foundation Subsidy for Dispatch of Young Researchers Abroad Award
    日本マイクロサージャリー学会40周年記念学術集会 優秀演題賞
    日本マイクロサージャリー学会トラベリングフェロー

  • 資格

    日本形成外科学会専門医 指導医
    日本手外科学会専門医 指導医

  • 高大連携における探究活動の支援分野

    • 医療・福祉の課題
    • 自然科学(化学・生物・数学など)への課題