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数理モデルで迫るゲルのやわらかさの正体

白井 伸宙

助教

情報基盤センター

 

 

研究分野:  

カテゴリ

キーワード

  • 統計力学
  • 計算物理学
  • ソフトマター

関連するSDGs

  • 背景、動機付け

    高分子ゲルは、食品や医療材料など私たちの暮らしに密接に関わる素材です。最近の研究で、そのやわらかさの背景には「負のエネルギー弾性」と呼ばれる現象があることがわかってきました。私はこの新しい物理的性質に注目し、数理モデルを用いてそのミクロな仕組みを明らかにすることで、より良い製品開発への基礎づくりを目指しました。

  • 成果、活用例

    シンプルかつ一般性のある数理モデルにより、高分子ゲルのミクロな相互作用が「負のエネルギー弾性」の起源であることを理論的に示しました。この成果は、ソフトマターの物理的理解を深めるとともに、今後の材料設計に理論的基盤を提供するものです。

  • 今後の展望展開

     

  • 主な研究業績・作品等

    • Nobu C. Shirai, Naoyuki Sakumichi, Phys. Rev. Lett. 130, 148101 (2023) doi:10.1103/PhysRevLett.130.148101
    • 白井 伸宙, 作道 直幸, アンサンブル 25, 284-293 (2023) doi:10.11436/mssj.25.284
  • 略歴

  • 社会とのつながり

  • 資格

     

  • 高大連携における探究活動の支援分野