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現役小学校教員の視点から『理科の授業づくり』を探る

前田 昌志

教諭

教育学部

 

 

研究分野:  

mmaeda(AT)fuzoku.edu.mie-u.ac.jp
(AT)は@に読み替えてください。

キーワード

  • 小学校
  • ICT
  • 理科教育
  • 河川教育
  • 天文教育

関連するSDGs

  • 背景、動機付け

    子ども一人一人が、理科に夢中になる授業づくりを目指しています。また、子どもが目的に応じて、ICTを積極的に、そして創造的に活用できる学習環境を大切にしています。
    河川防災教育では、近年頻発する豪雨災害に対し、最新の「流域治水」の知見を踏まえ、子どもが理科を起点に水害について探究できるカリキュラムづくりを行っています。天文教育では、子どもの学習の動機付けを大切にし、観察を通して主体的に問題解決をする授業づくりを行っています。
    その他にも、ドローンの活用、プログラミング教育やSTEAM教育、社会的対話型ロボットの教育利用、360度VR授業映像を活用した教員研修も行っております。

  • 成果、活用例

    〇県研修講座
    理科スキルアップ研修
    理科ICT活用研修
    ○校内研修/教育委員会研修
    理科の授業づくり
    河川防災教育
    ICTの活用
    ○観望会講師
    コミュニティ・スクール主催の観望会
    集団宿泊活動(キャンプ)での観望会
    ○出前授業
    第4学年理科「夏の星」「冬の星」
    第5学年理科「流れる水の働き」
    ○共同開発
    NHK for School 指導案提供
    (株)ナリカ STEAM教育教材開発
    ○その他
    三重ジュニアドクター育成塾「STEAM講座」講師

  • 今後の展望展開

    古くから大切にされている教育の神髄は守りつつ、最新の科学技術に触れ、それらを使いこなす子どもを育てていきたいと考えています。ドローン、VR/メタバース、生成AIなどは、未来を生きる子どもたちが避けて通れないものです。子どもの姿を基にして、理科の学びと関連させた具体的な実践方法を提言できるよう研究を進めていきたいと思います。

  • 主な研究業績・作品等

    • 荻原 彰・井ノ口 絢子・前田 昌志(2020),伝統的治水を含む多様な治水手法を題材とした初等教育プログラムの開発と試行,環境教育,第30巻第1号,pp.10-18.
    • 荻原 彰,前田 昌志,森下 祐介,宮岡 邦(2022),ドローンを活用した小学校河川教育教材の開発 ―野外学習におけるドローンの活用―, STEM教育研究 Vol.4,pp.3-12.
    • 荻原 彰,前田 昌志,船橋 拓磨,宮岡 邦任(2023),ドローンによる画像とバーチャル・リアリティーを活用した治水教育プログラムの開発,地学教育,第75巻第4号,pp.165-178.

    日本水大賞/文部科学大臣賞受賞講演

    理科授業の様子

  • 略歴

    1992年 三重県生まれ。
    2014年 三重大学教育学部(理科教育)卒業
    2014年〜2017年 松阪市第五小学校教諭
    2017年〜現在 三重大学教育学部附属小学校教諭

  • 社会とのつながり

    【社会貢献活動】
    日本天文教育普及研究会 理事
    日本理科教育学会 評議員
    三重県教育委員会 研修講座講師
    三重県公立小学校 研修会、星空観望会講師
    NHK Eテレ「キミも防災サバイバー!」番組委員
    【セミナー講演】
    New Education Expo 2023
    関西教育ICT展
    【受賞歴】
    日本天文教育普及研究会 若手奨励賞(2021)
    ICT夢コンテスト 文部科学大臣賞(2022)
    三重大学教育学部同窓会ミネルバ賞 教育実践賞(2022)
    文部科学大臣優秀教職員表彰(2023)
    三重大学賞(2023)
    日本理科教育学会優秀実践賞(2023)
    ICT夢コンテスト 総務大臣賞(2024)

  • 資格

    小学校教諭1種
    中学校教諭1種(理科)
    高等学校教諭1種(理科)

  • 高大連携における探究活動の支援分野

    • 教育の課題
    • 自然科学(化学・生物・数学など)への課題