教授
生物資源学研究科
共生環境学専攻
環境情報システム工学
研究分野:
次世代のSociety5.0を志向し、農業・食料の現場においても、本格的なデータ駆動型農業が具現化されつつあり、ICTベースのロボット化・自動化と人工知能(AI)を活用した技術開発・イノベーションが加速しています。私の所属講座は、全国でも2つしか設置されなかった農業機械学科に端を発し、東海圏では唯一の存在です。農業機械学・農業情報学分野の老舗として、気運の高まるデジタル農業やAgriTech研究に貢献できるDX人材育成と技術開発に注力しています。
現在は大きく2つの研究課題に取り組んでいます。1つは、輸送される果物がどのような負荷に曝され、その間にどのように品質を劣化するのか、オリジナルのデバイスと統計解析により明らかにしています。もう1つは、データ駆動型の農業においては、植物体の健康状態を把握することが重要です。我々は光計測を利用した植物体のセンシング技術を開発しています。
現在取り組む青果物輸送ならびに植物体センシングに関する研究の成果をもとに、実現場、特に地域農業へ還元できる技術開発を目指すします。加えて、多様な研究分野がある生物資源学研究科において、情報工学やデータサイエンスにより分野間をつなぐ架け橋として貢献したいと考えます。
福岡県出身.2007年より三重大学大学院生物資源学研究科助教,2014年同准教授,2023年同教授.