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地域創生モデル研究:イノベーションと創造性について考える

矢野竹男

教授

地域イノベーション学研究科

総合バイオサイエンスユニット

 

研究分野: 生化学、免疫化学、食品化学および食品規制、食品工学および食品開発、コミュニティ心理学および人材教育

t-yano(AT)innov.mie-u.ac.jp
(AT)は@に読み替えてください。

キーワード

  • 食品規制
  • レギュレタリーサイエンス
  • 地域人材育成
  • 地域研究・コミュニティ心理学
  • 起業化支援

関連するSDGs

  • 背景、動機付け

    学生達にプロマネジメント教育を行ってきた経験や社会貢献活動に関わってきた経験から、地域イノベーションの解釈に関して、大学と地域との意識レベルに違和感を感じていた。地域においては、意欲ある事業者が集まり地域課題をプロジェクトとした実践教育と事業創出が地域創生に繋がっていく仮定した。

  • 成果、活用例

    実際に大台町で行っている「柚子プロジェクト」では、地域の実情に合わせた未利用資源の有効活用方法を確立することで、ゼロエミッションの実現を試みようとしている。

  • 今後の展望展開

    自然環境・社会環境・経済環境のバランスの取れた地域創生は急務となっている。しかし、地域創生活動には多様な行為主体(アクター)が関与するため、その関連概念の認識や利害関心の相違から、その活動を持続・展開させるための合意形成が困難となっている。しかしながら、個々のアクターは、地域創生を系統的に考える「学びの機会」を持つ者は少ない。この課題に対して、実践活動を通して、地域創生活動を系統的且つ実践的に学ぶ場を提供し、個々のアクターが、競争ではなく、自身が向上するとともに他者と共創することで、新しい価値を地域に創出していくことが、地域創生には重要だと思う。

  • 主な研究業績・作品等

    • Ogasawara Hideki, Seko Mari, Akiyama Hiroshi, Yano Takeo: Validation of a method for the determination of apramycin in livestock products by LC-MS/MS, Japanese Journal of Food Chemistry and Safety, 30(2), 102-108, 2023
    • 小野礼也、西出覚、矢野竹男: 地域活性化プロジェクトに関わって観えてきたもの-三重県大台町の事例から- FFIジャーナル, 228, 35-46, 2022
    • 持続可能な三重創生とSDGs経営(執筆責任者、編著者) (2021) 総ページ数: 226, ISBN978-4-8331-5392-8 風媒社

    地域共創価値創生モデル

    イノベーション行動を積極化させる過程

  • 略歴

    海外留学
    1997年 博士留学:ハーバード大学・医・細胞生物 (Prof. Frank McKeon)
    転写因子 NFAT のリン酸化脱リン酸化による核内移行制御機構の解析
    抗体を用い ての新規癌抑制遺伝子 p70 の関与する癌抑制機構の解析
    主な職歴
    1987年~2001年 ㈱医学生物学研究所・伊那研究所・主任研究員
    自己免疫性疾患および癌の臨床検査試薬の研究・開発、
    リン酸化蛋白質特異的抗体を用いた細胞内情報伝達機構の解明に関する研究
    2002年~2005年 北山ラベス㈱ 事業部第二部・細胞抗体センター・センター長
    バイオ関連分野の研究支援事業のマネジメント
    2005年~2009年 オリエンタル酵母工業㈱・長浜生物科学研究所・主任研究職
    食物アレルゲン・GMO検査法の研究開発および食品検査事業の設立および受託検査のマネジメント

  • 社会とのつながり

    日本食品化学学会・理事 2019年~
    日本食品化学学会・編集委員 2012年~
    日本食品化学学会・評議員 2017年~2018年
    愛知淑徳学園 非常勤講師(生化学II)2017年~2022年
    東海学園大学 非常勤講師(健康食品学、機能性食品論、食品学各論)2015年~2018年

  • 資格

     

  • 高大連携における探究活動の支援分野

    • まちづくりの課題
    • 教育の課題
    • 環境への課題
    • 人文科学(文学・歴史・語学・心理学など)への課題
    • 社会科学(政治・経済など)への課題