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イルカのコミュニケーションや社会,そして保全に関わる研究を行っています

森阪 匡通

教授

生物資源学研究科

生物圏生命科学専攻

海洋生物学

研究分野: 鯨類学

キーワード

  • イルカ
  • 鯨類
  • コミュニケーション
  • 社会
  • 保全

関連するSDGs

  • 背景、動機付け

    イルカは私たちと同じ哺乳類ですが,海で一生を過ごすことから体の形などは水中に適応しており,私たちとは全く異なります.そんな彼らの生き方を調べ,私たちと比較することで,哺乳類としてとっても重要なこと,そしてそれぞれの環境で生きるために重要なことがわかってきます.

  • 成果、活用例

    イルカはお互い声を掛け合います(音声交換と呼びます).誰かが声を出したら,およそ1秒以内に別の個体が声をかけ返すことが多く,1秒以内に誰も「返事」をしてくれなかったら,自分でもう一度声を出します.私たちと同じようなコミュニケーションのやり方をイルカでも行っていることがわかってきました.

  • 今後の展望展開

    イルカ自身のことを深く知る,そしてイルカを保全するための様々な技術開発に取り組んでいきます.

  • 主な研究業績・作品等

    • Morisaka T, Furuichi T, Kogi K, Yoshioka M (2023) Group definition for underwater observation of wild Indo-Pacific bottlenose dolphins. Journal of Ethology, 41: 141-151.
    • Morisaka T, Sakai M, Hama H, Kogi K (2022) Body length and growth pattern of free-ranging Indo-Pacific bottlenose dolphins off Mikura Island estimated using an underwater 3D camera. Mammalian Biology. 102: 1513-1523.
    • Enokizu A, Morisaka T, Murakami K, Sakurai N, Ueda N, Yoshioka M (2021) Yawn-like behavior in captive common bottlenose dolphins (Tursiops truncatus). Behavioral Processes, 189: 104444.
    • 英語論文被引用回数:562件、h-index:13 (Web of Scienceによる)

    イルカが海藻で遊んでいるところ

  • 略歴

    大阪府出身

  • 社会とのつながり

     

  • 資格

     

  • 高大連携における探究活動の支援分野

    • 自然科学(化学・生物・数学など)への課題