社会課題が多様化・複雑化するにつれ、行政の力だけでは解決できない領域にビジネスの力で取り組むソーシャルビジネス(社会的企業)やNPOが注目されています。このような新しい取り組みをより多くの方々に知っていただき、公助という基盤の上で私達の暮らしをより良くするアイディアがたくさん生まれてくる状態を作りたいと考えています。
ソーシャルビジネスやNPO、企業の社会貢献(CSR)活動などが生み出す社会的価値を「見える化」し、社会一般に分かりやすく示す「社会的インパクト評価」の原理を活用して、市民活動や地域活動を行っている地域のさまざまな団体の組織基盤強化につなげることを目標に、調査事業に取り組んでいます。
企業の社会貢献(CSR)活動の一環として、各地のNPOとの協働が注目されています。企業とNPOの協働には、両者の社会的価値を理解できる共通の指標が必要になります。今後、この分野においてさらなる研究を進めていく予定です。
韓国出身。東京外国語大学大学院(博士号取得)、静岡県立大学客員共同研究員等を経て現職。ソーシャルビジネスを中心に、社会学と経営学(組織論)、公共政策論等の複数分野にかかわる研究調査を行ってきました。
三重県条例指定NPO法人審査委員会(委員長)、伊賀市産業振興条例策定委員会(委員長)、住友理工「夢・街・人づくり」助成金(審査員)他