学問の発展への寄与も重要ですが、地域貢献においては、理論と実践のバランスをとることが特に大切だと私は考えています。ここが政策研究の面白さの1つです。
同時に、地域共創においては、「何を」成し遂げるかだけでなく、むしろそれ以上に「誰と」共創するかをより重視しています。地域づくりの核は、熱い想いのある「ひと」だからです。
食・農に関する会議や研究会だけでなく、国・県・市町の地方創生総合戦略や人口ビジョンの策定、総合計画の審議・策定、行政懇談会、さらには放送番組の審議や、高校生向けのSDGsアイデアコンテストなど、様々な分野に携わってきました。
持続可能な農村振興をスローガンに掲げ、ローカルな「食」を基軸としたツーリズムの課題と展望、持続可能な食・農をテーマとした政策研究に取り組んでいきます。
三重県津市出身。慶應義塾大学経済学部卒業後、東京大学大学院農学生命科学研究科にて修士(農学)及び博士(農学)を取得。専門は農業経済学・地域政策学。農林水産省農林水産政策研究所(国家公務員)、三重県南伊勢町まちづくり政策監(内閣府・地方創生人材支援制度一期生:地方公務員)等を経て、2017年4月に三重大学副学長(地域創生)に就任。地域拠点サテライト、自治体職員を対象とした「みえ地域共創塾」の主催等、大学地域連携を推進。2021年4月より3年間、学長補佐(広報)、2022年4月より地域イノベーション学研究科教授(現職)、2024年4月より副学長(広報)。
2014年4月にUターンして以来、たくさんの地域貢献・現場実践等、アウトプットの機会に恵まれ、地域の自治体の方々との絆が深まりました。
2024年からの5年間は、よりよい成果を出すための研究に重点をシフトさせ、学際的なインプットを重ねることで、長い目で地域に貢献していけるよう自己研鑽に励みます。