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歴史学を通じた地域発見を手助けします!―忍者学から城下町復元まで―

高尾 善希

准教授

人文学部

文化学科

日本研究

研究分野: 忍者学

takao(AT)human.mie-u.ac.jp
(AT)は@に読み替えてください。

キーワード

  • 地域連携
  • 伊賀
  • 忍者
  • 江戸時代
  • 古文書

関連するSDGs

  • 背景、動機付け

    三重大学人文学部に本務で在籍していますが、担当教員として、三重大学国際忍者研究センターにも在籍しています。後者では、忍者学を通じた伊賀地域における地域連携事業を担当しています。私の専門は日本近世史、忍者学です。
    忍者学を中心とした地域史料の保存・管理・調査研究、歴史学関係の出講、城下町の復元地図作成の監修、そのほか、主に伊賀市役所との社会連携事業などに携わっています。学内では、学部・大学院において、忍者学の研究・教育をしています。

  • 成果、活用例

    地域における古文書の保存・管理・調査研究をしてきました。最近は伊賀地域における伊賀者の家史料の整理などの成果があります。また、城下町における古地図の観光ツールの開発をしました。具体的には、『川越城下かさね地図』(文星舎、2019)監修/執筆・スマートフォンアプリケーション『伊賀上野城下復元地図』(伊賀上野観光協会DMO、2021)の監修などの成果があります。

  • 今後の展望展開

    今後も、地域における古文書の保存・管理・調査研究を続けたいと思っています。地域には、いままで顧みられなかった古文書が、たくさん眠っていることでしょう。それらを早急に救い出し、大切な地域遺産として、次代に引き継がなければなりません。また、私の担当する伊賀地域では、忍者の文化や城下町といった、歴史文化遺産があります。それらをどのように地域学習・観光ツールとして活かすかを考えたいと思います。もちろん、伊賀地域以外の歴史学関係のご相談も承ります。

  • 主な研究業績・作品等

    • 『忍者の末裔 江戸城に勤めた伊賀者たち』(KADOKAWA、2017)
    • 『驚きの江戸時代 目付は直角に曲がった』 (柏書房、2014)
    • 『やさしい古文書の読み方』(日本実業出版社、2011)

    勤務先のひとつ、三重大学国際忍者研究センター(伊賀市上野丸之内500ハイトピア伊賀2階)。

    拙著『忍者の末裔 江戸城に勤めた伊賀者たち』(KADOKAWA、2017)の書影。

  • 略歴

    三重大学人文学部准教授。1974年2月、千葉県千葉市生まれ。父と母は三重県出身で、父方も母方も、伊勢国の家系。母方の曽祖父は三重県師範学校の出身(現、三重大学教育学部)、母方の祖父は三重高等農林学校(現、三重大学生物資源学部)の出身。つまり、三重大学との縁は、曽祖父から私まで4代にわたる。
    立正大学大学院文学研究科史学専攻博士後期課程研究指導修了満期退学。博士(文学)。江戸時代史専攻の歴史研究者。(元)東京都公文書館史料編さん係専門員(専務的非常勤職員)・(元)武蔵野市教育委員会教育部生涯学習スポーツ課武蔵野市立武蔵野ふるさと歴史館学芸員(嘱託)・(元)立正大学文学部史学科非常勤講師・(現)三重大学人文学部文化学科准教授(三重大学国際忍者研究センター担当教員)。
    研究対象は、村落社会史・江戸景観史・博徒史・幕政史(伊賀者・囲碁史)・回顧録史料論。

  • 社会とのつながり

    2003年4月 - 2013年3月 東京都公文書館史料編さん係専門員(専務的非常勤職員)
    2015年6月 - 2016年3月 武蔵野市教育委員会教育部生涯学習スポーツ課武蔵野市立武蔵野ふるさと歴史館学芸員(嘱託)
    2013年4月 - 2016年3月 墨田区教育委員会墨田区文化財調査員
    2016年6月 - 2019年3月 小金井市史編さん委員会調査員

  • 資格

    高等学校教諭専修免許(地理歴史科)取得
    博物館学芸員単位取得
    第一種普通自動車運転免許(AT車限定)取得

  • 高大連携における探究活動の支援分野

    • まちづくりの課題
    • 教育の課題
    • 人文科学(文学・歴史・語学・心理学など)への課題