講師
医学系研究科
看護学専攻
基盤看護学講座
研究分野: 精神看護学
こころの不調や精神症状は本人の訴えによって評価され、診断されることが主です。その評価は人それぞれに異なり、ご本人の訴えを聞き評価する医療者の解釈によっても異なります。こころの不調を来す前、来している際、体はどんなサインを発しているのかを明らかにすることで、こころの病気を未然に防いだり、軽症にとどめることができるのではないかと考えています。
うつ病の外来患者さんにご協力をいただき、患者さん自身のうつ症状の評価と自律神経に関連があるかを検討しました。再発率が高いとされる「過眠」の症状がある患者さんは、過眠がないうつ病患者さんに比べ、自律神経活動の1日のリズムが乱れていることがわかりました。体のサイン=自律神経を評価することが、うつ病患者さんの症状の特徴を捉える一助になると考えます。
うつ病を発症する前には、睡眠障害や自律神経症状が見られるとされますが、治療歴のない人のこころの不調を示す具体的な体のサインは、十分に明らかになっていません。また、ちょっとした“うつ気分”、“やる気がでない”、といった気分の波や、“死にたい気持ち”を表す体のサインは何かについても明らかにされていません。周りからは評価が難しいこれらの症状を示す体のサインが明らかになれば、うつ病予防や自殺予防に貢献できると考えています。
保健師で精神保健を少し、看護師で精神看護に従事、その他、民間のカウンセリングセンターで修行するなど、カウンセリングについても勉強してきました。
ひとの心の動きや精神に興味・関心を持ち続け、かれこれ20年以上経ちます。
看護師
保健師