現代の生活は、技術や産業の発展により便利で効率的になっています。これは多くの場合、良いことですが、同時に人々の本来の生活力が弱まり、他人事のような生活になってしまう面もあります。このような便利な社会だからこそ、家庭科教育を通じて生活を自分事化すること、人と人とがつながりを意識できることを大切にしながら、研究と教育を行っています。
・これまでに食事場面の重要性を家族との関係性、献立作成から研究しています。共食だけでなく、家庭で作る料理も関係性に関連することが見えてきました。
・幼児だけでなく、親や地域の大人とつながる中学校の保育学習を研究しています。多世代での交流を通して、人とつながることや支え合うことを意識して成長していくことを期待しています。
料理を作って食べることと人との関係性形成との関連についてさらに研究を進め、家庭科教育における食生活、家庭、関係性についての考察を深めていきます。また、家庭科教育における多世代交流の意義を明確に示すため、実践と研究を重ねていきます。
福岡県出身・2023年三重大学教育学部赴任・専門:家政学,家庭科教育
中学校教諭(家庭)
高等学校教諭(家庭)
家庭生活アドバイザー