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ニューノーマル化する異常気象 --どうなる地球 どうする人類--

立花義裕

教授

生物資源学研究科

共生環境学専攻

地球環境学

研究分野: 気象・気候ダイナミクス学教育研究分野

tachi(at)bio.mie-u.ac.jp  (at)は(AT) です.
(AT)は@に読み替えてください。

キーワード

  • 異常気象がニューノーマル
  • 気候危機・地球温暖化・海洋温暖化
  • 豪雨・豪雪・線状降水帯
  • 気候変動・気候変化
  • 干ばつ

関連するSDGs

  • 背景、動機付け

    専門分野は異常気象.普通ではない気象がなぜ生じるのか.昔と比較して最近はよく生じるが,なぜなのか?それを多方面から研究しています.そもそ異常気象は基礎研究はオモシオロイ!そして不思議!が最大の研究の原動力です.異常気象はオモシロくて不思議なのです.なぜなら、普通ではない状態だからです.地球の中緯度の気候には四季があります.太陽と地球の距離がある一定の距離にあって,地軸が傾いているため,夏と冬で太陽の当たり具合が変わるから四季があるのです.同じ太陽のパワーを受けているのだから同じ四季が毎年来るはずだが,年によって全然違う気象現象が起きます.また,日によっても全然違うことが起きます.異常にならないように太陽が地球にエネルギーを与えていても,とても暑い夏が来たり,とても寒い冬が来たりするわけです.不思議ですよね.だから異常気象が好きなのです.気象・気候以外にも面白いことはたくさんありますが,その中でも気象・気候は上位レベルに面白いです.毎日関わる自然現象ですから,毎日オモシロイ現象に逢えるからです.全く飽きません.
     大学の研究は面白いことが大事なのです.そして100年後でも1000年後でもそれがたまたま役に立てばいいと思っています.異常気象研究は,役に立ちます.もし,あらかじめ異常気象のことがわかっていたらあらかじめ対策すれば良いのです.あるいは,地球温暖化が原因で異常気象になることが確実にわかっているのなら,温暖化にならないように全勢力をつぎそそげば良いのです.

  • 成果、活用例

    異常気象の解説や気候危機をマスメディアで精力的に発信、専門的でありながら分かりやすいと好評(らしい).生放送スタジオ出演番組例「報道ステーション」,「羽鳥慎一モーニングショー」「サンデーLIVE!!」「MIEライブ」等.収録番組スタジオ出演例「林修の今知りたいでしょ!」「ホンマでっか!?TV」「サイエンスZERO」「松岡修造の全力応援NEWS!」

  • 今後の展望展開

    異常気象の一因が地球温暖化だとはっきりさせ,世の中の動きを変えることが大事だと思っています.温暖化は大きな問題ではないと思っている方や,興味のない方もいらっしゃるので,多くの方に興味を持ってもらうためにはしっかりと研究しなければならないと思います.ただ、研究するだけではダメで,知ってもらう必要もあります.「気候危機は他人事」と感じる人が異端となるような地球社会にならないと地球温暖化は解消しないのです.それを目指すために,今後も講演やマスメディア等を通じて積極的に気候危機や異常気象を発信したいです.
    一方では,「気象現象そのものは面白い」ということも積極的に発信したいです.小学校・中学校・高校・そして特に若い世代の社会人へ発信したいです.
    これまでにも銀行さん,証券会社さん,食品会社さん,環境関連の会社さん等の社員さん向けに地球温暖化に伴う異常気象の講演を行ってきました.今後もそのような講演活動を継続していきたいです.

  • 主な研究業績・作品等

    • 最近の論文例: (1)Amano, M., Tachibana, Y., and Y. Ando, Consideration of whether a climatic regime shift has prevented the occurrence of a cold summer in northeast Eurasia since 2010, Journal of Climate, 36, DOI: https://doi.org/10.1175/JCLI-D-23-0191.1, 2023 (2)Tachibana, Y., M. Honda, H. Nishikawa, H. Kawase, H. Yamanaka, D. Hata,and Y. Kashino, High moisture confluence in Japan Sea polar air mass convergence zone captured by hourly radiosonde launches from a ship, Scientific Reports, 12, 22674, https://doi.org/10.1038/s41598-022-23371-x , 2022 (3)Nakanishi, T., Tachibana, Y., and Y. Ando, Possible semi-circumglobal teleconnection across Eurasia driven by deep convection over the Sahel, Climate Dynamics, 57, 2287-2299, DOI: https://doi.org/10.1007/s00382-021-05804-x , 2021

    毎年続く猛暑の要因、気候のレジームシフトをもたらした「傾斜高気圧」と偏西風蛇行の概念図.(Amano Tachibana Ando, 2023 ,Journal of Climate)

    日本海船舶観測で明らかとなった,大雪をもたらすJPCZ雲の構造(Tachibana et al.,(2022), Scientific Reports)

  • 略歴

    2008年より現職.

  • 社会とのつながり

    現代の人間社会における最重要課題であり且つ難題の一つが気候危機問題です.しかし,それを他人事と捉えてい人が大多数です.ワタシのような「気候問題は最重要である」と思う人はまだまだ異端なのです.そのような「異常な社会」「へんてこ社会」が現代社会なのです.最新の研究成果を積極的に「社会」へ発信し行動することで,今の「へんてこ社会」を皆さんと共に変えたいです.

  • 資格

     

  • 高大連携における探究活動の支援分野

    • まちづくりの課題
    • 医療・福祉の課題
    • 教育の課題
    • 環境への課題
    • 自然科学(化学・生物・数学など)への課題
    • 人文科学(文学・歴史・語学・心理学など)への課題
    • 社会科学(政治・経済など)への課題