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染色体異常、遺伝性疾患に対する科学的理解および次世代型新規治療法の開発

橋詰 令太郎

講師

医学系研究科

生命医科学専攻

基礎医学系講座

研究分野: 臨床遺伝学、染色体工学、病理学

hashizumer(AT)med.mie-u.ac.jp
(AT)は@に読み替えてください。

キーワード

  • 染色体疾患
  • ゲノム編集
  • 遺伝学
  • 遺伝カウンセリング
  • iPS細胞

関連するSDGs

  • 背景、動機付け

    臨床遺伝学上の業務あるいは病理診断業務から、染色体疾患、遺伝性疾患の治療法の確立の必要性を強く感じています。新たなゲノム編集技術開発や、染色体規模でのゲノム改変のための新技術開発を通じて、これまで不可能とされた病態の改善に挑み続ける必要があります。

  • 成果、活用例

    遺伝カウンセリング外来、病理診断という医療を通じて、社会に貢献します。同時に、基礎研究を通じて潜在的に、次世代の社会に大きく貢献したいと考えております。

  • 今後の展望展開

    ●CRISPR/Casなどのゲノム編集技術を応用した染色体異数性疾患に対する過剰染色体消去法の確立
    ●ゲノム編集技術を応用した染色体工学およびエピゲノム操作による病態の理解と治療標的・治療法の追求
    ●遺伝病の病的バリアント(遺伝子変異)の細胞生物学的理解の拡張
    ●次世代シークエンサーを用いたバイオインフォマティクス解析を手法とした生命現象・病態の理解

  • 主な研究業績・作品等

    • Wakita S, Hara M, Kitabatake Y, Kawatani K, Kurahashi H, Hashizume R. Experimental method for haplotype phasing across the entire length of chromosome 21 in trisomy 21 cells using a chromosome elimination technique. Journal of human genetics. Oct;67(10):565-572, (2022).
    • Hashizume R, Hong Y, Takanari K, Fujimoto KL, Tobita K, Wagner WR. The effect of polymer degradation time on functional outcomes of temporary elastic patch support in ischemic cardiomyopathy. Biomaterials. Oct;34(30):7353-63, (2013).
    • Hashizume R, Yamawaki-Ogata A, Ueda Y, Wagner WR, Narita Y. Mesenchymal stem cells attenuate angiotensin II-induced aortic aneurysm growth in apolipoprotein E-deficient mice. Journal of vascular surgery. Dec;54(6):1743-52, (2011).

    トリソミー21に対する現状

    提案される医学的介入の例

  • 略歴

    〜2007.9 名古屋大学
    2007.10〜2012.3 University of Pittsburgh
    2012.4〜 三重大学大学院医学系研究科

  • 社会とのつながり

  • 資格

    臨床遺伝専門医、病理専門医・指導医、細胞診専門医・指導医、臨床検査専門医、外科認定登録医、JSBi認定バイオインフォマティクス技術者

  • 高大連携における探究活動の支援分野

    • 医療・福祉の課題