発達障害のある深刻な非行少年を対象に、少年院や児童自立支援施設で研究をさせていただいていました。発達障害よりもはるかに被虐待の問題の方が深刻であることを学びました。本人の資質も重要ですが、それらに保護的に影響する環境因子も重要であり、それらの複雑な相互作用の理解が必要です。
現在は少年院や対応の難しい子どもへの矯正教育の研究を基盤として、感情爆発をくり返す子どもたちへの学校での認知行動療法の応用について研究しています。数冊書籍も発刊していますので、参考になさってください。また年間70回ほどの講演、それらに付随する教育相談や発達相談を通して社会貢献させていただいています。
学校の喫緊の課題は共通しています。主に2点あります。特別支援教育の適正な実施と、保護者対応です。どの学校でもこの2点に頭を悩ませており、先生方もどうしてよいか不明瞭なまま苦しんでいます。認知行動療法の応用はこれらの問題に明確な答えを出しています。今後は理論的にも臨床的にも応用可能なものに洗練していきたいと考えています。
神戸大学教育学部卒
奈良教育大学教育学部特任准教授
東京福祉大学教育学部教授
三重大学教育学部教授
三重県教育委員会就学指導委員会 委員長
三重県こども政策検討会議 会長
三重県教育教育改革推進推進会議 副会長
言語聴覚士
公認心理師
学校心理士
特別支援教育士スーパーバイザー
専門社会調査士