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教師が持つ「職人技」を未来へ継承していく

川戸 湧也

准教授

教育学部

保健体育

 

研究分野: 体育・スポーツ経営学,体育哲学,体育科教育学

kawato(AT)edu.mie-u.ac.jp
(AT)は@に読み替えてください。

キーワード

  • 保健体育
  • 柔道
  • 組織的観察法
  • パフォーマンス分析

関連するSDGs

  • 背景、動機付け

    これまで多くの研究者と教師によって,膨大な「よい授業」実践が蓄積されてきました.これらの「よい授業」実践に関する知見は,これまで指導案という形で(主として紙媒体の記録として)蓄積されてきました.
    しかし,テクノロジーの発展によって教師の姿や声,授業の流れを記録することが可能になってきています.そこで私たちはテクノロジーを活用して教師の「職人技」を記録して授業改善ならびに若手教員への継承を目指しています.

  • 成果、活用例

    授業の映像を撮影すること,その映像に基づいて授業の展開および教師と児童・生徒の関わり方を分析すること,そうしたデータを可視化することは,教師の実践力の向上に貢献することがわかっています.
    保育者から大学教員まで幅広くこの取り組みに参加していただいています.

  • 今後の展望展開

    上記の取り組みをより幅広く,継続的に取り組むことで教師の授業改善に貢献していくことを目指しています.

  • 主な研究業績・作品等

    • 川戸湧也・ 沼倉学・ 原田健次・ 髙橋智歌(2023)我が国の「幼児体育」に関する研究の類型化と変遷からみた課題と展望.幼児体育学研究, 15(1):3-18.
    • 川戸湧也・長谷川悦示・木内敦詞・梶田和宏・熊田祥江・小崎亮輔・矢部哲也(2022)ADDIEモデルに基づく大学柔道授業の外的妥当性検証と若手教員のFDへの示唆.大学体育スポーツ学研究,19:115-126.
    • 川戸湧也・長谷川悦示, 木内敦詞・梶田和宏・中川昭(2020)大学体育のADDIEモデルに基づく柔道授業の有効性の検証.体育学研究,65:775-792.
  • 略歴

    1991年三重県(亀山市)生まれ
    筑波大学体育専門学群卒業後、2021年に同大学院3年制博士課程大学体育スポーツ高度化共同専攻修了
    博士(体育スポーツ学)
    3年制博士課程在学中の2016年10月より仙台大学に着任し,2021年4月より同大学体育学部講師(2024年9月退職).2024年10月より現職(三重大学教育学部 准教授).

  • 社会とのつながり

    博士前期課程在学時(2014年)より全日本柔道連盟科学研究部部員および日本オリンピック委員会教科スタッフ(情報・戦略)を拝命している.
    また自治体の委員会について宮城県大崎市教育委員会の部活動地域移行推進協議会の副会長を拝命していた(自:2023年,至:2025年).

  • 資格

    日本傳講道館柔道五段

  • 高大連携における探究活動の支援分野

    • 教育の課題