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小児循環器疾患・肺高血圧の克服と医療的ケア児・AYA世代の支援

澤田 博文

准教授

附属病院

小児・AYAがんトータルケアセンター

 

研究分野: 小児科学、小児循環器学、新生児学

カテゴリ

キーワード

  • 小児科
  • 先天性心臓病
  • 肺高血圧
  • 新生児疾患
  • 肺発達

関連するSDGs

  • 背景、動機付け

    小児循環器疾患、特に難病である肺高血圧の克服を目指し、基礎と臨床の両面から研究に取り組んでいます。炎症や遺伝子変異に注目した動物モデル研究から、学校心臓検診を用いた肺高血圧の早期発見まで幅広いアプローチを行っています。また、小児・AYA世代のがん患者や医療的ケア児・者のトータルケア、多職種連携を通じた社会貢献にも力を入れており、次世代の医療を担う学生・若手医師や留学生の教育にも情熱を注いでいます。

  • 成果、活用例

    研究面では、基礎研究に基づく肺高血圧の新規治療標的(炎症やBMPR2遺伝子の関与等)の探索や、学校心臓検診を通じた小児肺高血圧の早期発見システムの構築、早産児の肺高血圧の病態理解について成果を上げています。これらの成果は、難病の病態解明や早期治療介入に直接役立っています。社会貢献面では、「医療的ケア児・者相談支援センター」のセンター長として、行政や多職種と連携した支援体制の整備・支援者教育に活用されています。

  • 今後の展望展開

    深層学習を用いた小児心電図や胸部X線画像の解析による、小児循環器疾患の新たな早期診断・スクリーニング技術の社会実装を目指し、産学連携を進めたいと考えています。また、基礎研究に基づく新規肺高血圧治療薬の開発や、行政・教育機関・医療福祉施設と協働した小児AYAがん患者・医療的ケア児・成人に達した小児慢性疾患患者の包括的支援体制の構築、ザンビア大学等との国際的な教育・研究交流をさらに推進していきます。

  • 主な研究業績・作品等

    • Sawada H, et al. J Exp Med. (2014, 211(2), 263-280)
    • Sawada H, et al. Am J Respir Crit Care Med. (2019, 199(11), 1397-1406)
    • Tsuboya N, Sawada H, et al. Cardiovasc Res. (2024, cvae244)
  • 略歴

    三重県出身。1993年三重大学医学部医学科を卒業。国立循環器病センター等で研修後、米国スタンフォード大学医学部で博士研究員として研究に従事しました。専門は小児科学、小児循環器学、新生児学です。現在、三重大学医学部附属病院小児AYAがんトータルケアセンター長および准教授を務めています。

  • 社会とのつながり

    三重県医療的ケア児・者相談支援センター長を務めるほか、三重県の各種審議会委員として地域医療の向上に尽力しています。受賞歴として、米国心臓協会Young Investigator Prize(2011年)、日本肺高血圧・肺循環学会八巻賞(2023年)、日本小児循環器学会高尾賞(2025年)などがあります。

  • 資格

    日本小児科学会認定専門医・指導医
    日本小児循環器学会 小児循環器専門医
    日本周産期新生児医学会 新生児専門医・指導医
    厚生労働省・認定臨床研修指導医
    日本コーチ協会認定メディカルコーチ

  • 高大連携における探究活動の支援分野

    • 医療・福祉の課題
    • 教育の課題
    • 自然科学(化学・生物・数学など)への課題