小児循環器疾患、特に難病である肺高血圧の克服を目指し、基礎と臨床の両面から研究に取り組んでいます。炎症や遺伝子変異に注目した動物モデル研究から、学校心臓検診を用いた肺高血圧の早期発見まで幅広いアプローチを行っています。また、小児・AYA世代のがん患者や医療的ケア児・者のトータルケア、多職種連携を通じた社会貢献にも力を入れており、次世代の医療を担う学生・若手医師や留学生の教育にも情熱を注いでいます。
研究面では、基礎研究に基づく肺高血圧の新規治療標的(炎症やBMPR2遺伝子の関与等)の探索や、学校心臓検診を通じた小児肺高血圧の早期発見システムの構築、早産児の肺高血圧の病態理解について成果を上げています。これらの成果は、難病の病態解明や早期治療介入に直接役立っています。社会貢献面では、「医療的ケア児・者相談支援センター」のセンター長として、行政や多職種と連携した支援体制の整備・支援者教育に活用されています。
深層学習を用いた小児心電図や胸部X線画像の解析による、小児循環器疾患の新たな早期診断・スクリーニング技術の社会実装を目指し、産学連携を進めたいと考えています。また、基礎研究に基づく新規肺高血圧治療薬の開発や、行政・教育機関・医療福祉施設と協働した小児AYAがん患者・医療的ケア児・成人に達した小児慢性疾患患者の包括的支援体制の構築、ザンビア大学等との国際的な教育・研究交流をさらに推進していきます。
三重県出身。1993年三重大学医学部医学科を卒業。国立循環器病センター等で研修後、米国スタンフォード大学医学部で博士研究員として研究に従事しました。専門は小児科学、小児循環器学、新生児学です。現在、三重大学医学部附属病院小児AYAがんトータルケアセンター長および准教授を務めています。
三重県医療的ケア児・者相談支援センター長を務めるほか、三重県の各種審議会委員として地域医療の向上に尽力しています。受賞歴として、米国心臓協会Young Investigator Prize(2011年)、日本肺高血圧・肺循環学会八巻賞(2023年)、日本小児循環器学会高尾賞(2025年)などがあります。
日本小児科学会認定専門医・指導医
日本小児循環器学会 小児循環器専門医
日本周産期新生児医学会 新生児専門医・指導医
厚生労働省・認定臨床研修指導医
日本コーチ協会認定メディカルコーチ