教授
人文学部
文化学科
国際言語文化学
研究分野: 政治学および比較文化論
「多くの場合、政治の主な原動力は理性ではなく感情である」ということが私の研究の中心的な仮説です。「国家主義」や、「政治が宗教と関わる時」、感情はとても強く表れると思われます。その理由で主にこの2つの現象に注目して来ました。
まず、博士号の研究を通じて1990年代の日本におけるいわゆる「コメ自由化危機」の感情的な要素を炙り出しました。そして、アメリカとフランスの事情と比較しながら神社本庁が主体の圧力団体である神道政治連盟の研究を行い、宗教と政治の関係パターンを明らかにしました。それに続いて、日本最大極右圧力団体である日本会議の仕組、影響力、新興宗教や神社本庁との関係等を分析しました。その研究成果をフランス語、そして英語にて出版公開しました。
まず、2025年に妻と共著で出版した『だから、日本の政治はつまらない』という本の内容に基づいた講演会やメディアへの出演を通じて日本現代政治の明白な欠陥を指摘し続けます。そして、公明党と創価学会を研究することによって宗教と政治の関係をさらに明らかにして行きます。また、この研究と並行して、ほぼ30年に及ぶ私の日本での滞在経験を活かして現代日本社会の特徴について著書という形でまとめる予定です。
だから、日本の政治はつまらない、グットマン・ティエリー/グットマン佳子、花伝社、2025年
Nippon Kaigi : Political Nationalism in Contemporary Japan, Rouledge, 2024
1970 年フランス生まれ。フランスAix-en-Provence 政治学院卒業。1995 年来日。政治学博士(中央大学大学院)。2001 年以降三重大学勤務。