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不透明なリソースから知識を得られるか?

飯塚 舜

助教/日本学術振興会特別研究員(PD)

キーワード

  • 哲学
  • 現代認識論
  • 社会認識論
  • 近世哲学
  • デイヴィッド・ヒューム

関連するSDGs

  • 背景、動機付け

    「ブラックボックスの認識論」をテーマとして、哲学分野で研究に取り組んできました。これは、獲得された過程に不透明な部分がある信念の認識的ステータス(知識、正当化など)を、いわゆる分析哲学の潮流に連なる現代認識論の観点から明らかにすることを目指すものです。

  • 成果、活用例

    ブラックボックスに由来する信念を扱う基盤として、知識や正当化が失われる現象、すなわち阻却(defeat)という事態を説明できるような信頼性主義(reliabilism)理論を構築し擁護する研究を行ってきました。こうした基礎理論をブラックボックスの具体的な場面、例えば他者の証言や対話型AIに由来する知識にまつわる問題へと応用する研究にも取り組んでいます。

  • 今後の展望展開

    その形成過程のブラックボックスを開くことが信念や主張のステータスに何をもたらすかという観点から、暴露論証(debunking argument)にも関心を持っておいます。社会認識論と議論学の視点から、哲学の議論において暴露論証が果たす機能を明らかしたいと考えています。

  • 主な研究業績・作品等

    • Iizuka, S. (2025). “Implications for the Testimonial Reductionism/Anti-Reductionism Debate from Psychological Studies of Selective Trust: Scope and Limitations.” Episteme, 22(2), 560–575.
    • Iizuka, S. (2024). “Taking It Not at Face Value: A New Taxonomy for the Beliefs Acquired from Conversational AIs.” Techné: Research in Philosophy and Technology, 28(2), 219–235.
    • 飯塚舜.(2022).「信念的/規範的阻却事由と信頼性主義」.『哲学雑誌』, 136(809), 169–190.
  • 略歴

    群馬県出身。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了後、2025年より現職。

  • 社会とのつながり

     

  • 資格

     

  • 高大連携における探究活動の支援分野