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「国際語としての英語」の視点からみた英語発音

塩見 友里恵

特任教員(教育担当)

人文学部

文化学科

 

研究分野: 音声学・音韻論、英語教育学

キーワード

  • 国際語としての英語
  • 英語教育
  • 発音

関連するSDGs

  • 背景、動機付け

    従来の英語発音指導は「ネイティブのような発音」を理想とし、学習者の外国語訛り(例:ジャパニーズ・イングリッシュ)は矯正の対象とみなされてきました。しかし近年、英語は国際語として異なる母語をもつ人々の間で用いられ、外国語訛りの英語も「多様な英語」の一形態と捉えられています。そのため、ネイティブらしさよりも、円滑なコミュニケーションを可能にする「聞き取りやすい発音」を重視した発音指導が求められています。

  • 成果、活用例

    現在、英語が母語の異なる人々の間で国際語・共通語として用いられる場面を念頭に、国際的な調査を行っています。日本人英語学習者の発音を録音し、母語の異なる英語学習者(例:韓国人、台湾人)を対象に、その音声を用いたリスニング実験を実施しています。本調査では、日本人の英語発音の聞き取りやすさや、それに影響する発音の特徴を分析し、「国際語としての英語」という観点から、日本人英語発音の特徴と評価を明らかにすることを目指しています。

  • 今後の展望展開

    本研究の知見は、ネイティブらしさに偏らない発音評価のあり方や、「聞き取りやすさ」を重視した英語発音指導の設計に示唆を与えることが期待されます。今後は、教育現場で普及が進む学習者用タブレット端末やノートパソコンなどのICT機器に着目し、授業や家庭学習で活用可能な発音学習教材の開発を行いたいと考えています。学習者の発音を個別に評価・フィードバックできるICT教材は、従来の一斉授業にはない学習効果を提供すると考えられます。

  • 主な研究業績・作品等

    • 塩見友里恵 (2015) 『Core』43-44号, pp. 1-32.
    • 塩見友里恵 (2023) 同志社大学英文学会2023年度年次大会 研究発表.
    • 塩見友里恵 (2024) 『Core』52号, pp. 69-89.
  • 略歴

    大学院修士課程修了後、地元・岡山県の高等学校で英語科の講師として4年間勤務しました。教育現場での経験を通して、どのような英語発音を「よい発音」と捉えるべきか、またその習得方法について関心をもち、現在の研究に取り組んでいます。

  • 社会とのつながり

    私立・公立の中高一貫校において、英語科の講師として勤務しました。近年、教育現場では生徒にタブレットやノートパソコン等の機器を支給する「一人一台端末」の導入が進められていますが、これらの端末を活用した学習活動(例:多様な訛りをもつ英語話者である講師とのオンライン英会話)を含む授業を担当してきました。

  • 資格

    高等学校教諭専修免許状(英語)

  • 高大連携における探究活動の支援分野

    • 教育の課題
    • 人文科学(文学・歴史・語学・心理学など)への課題