日本における金融自由化・バブル経済が進展した1980年代後半に、銀行の社会的役割に関心を持ち、研究をスタート。都市銀行(現メガバンク)研究から、バブル崩壊後の金融システム安定化政策に関する研究、さらには銀行の公共性に関する研究へとその領域を拡張。リーマンショック後から、国家による投資推奨の批判的研究や金融教育のあり方に関する研究、さらに地域金融・協同組織金融に関する研究へと広げてきています。
銀行に求められる役割とは何か、とりわけ地域経済の活性化にとって銀行が果たすべき役割を研究しています。この点については、学部専門講義に金融機関の方をゲストスピーカーとしてお招きし、学生とともに意見交換を実施しています。
国家による投資推奨が強まる中、求められる経済・金融教育とは何かを研究しています。この点についても、金融リテラシーを高めることを目的に、金融機関関係者の協力を得ながら進めています。
今、再びバブル経済が過熱し、その崩壊懸念が高まりつつある中、金融市場のあり方が大きく問われています。さらに、新NISAがスタートし、国民へのリスク転嫁の懸念もこれまで以上に高まっています。こうした点をふまえ、現代日本の金融のあり方についての研究を進めていくと同時に、2025度から学部専門科目として開講を開始した「地域金融論」の内容をさらに豊かなものとするために、地域経済・金融に関する研究も進めていく予定です。
石川県金沢市出身。大阪市立大学大学院経営学研究科後期博士課程単位取得退学、1994年4月三重大学人文学部専任講師、1996年4月同助教授、2004年4月同教授(現職)。
・指定金融機関の選定委員会委員。
・2017年から6年間務めた三重大学副学長の仕事として、県のインターンシップ推進協議会委員等の仕事を行うとともに、現在も学生の就職支援関連で、三重県・愛知県の多くの企業と連携しています。